巨人選手は萎縮も? ペナントを左右する原監督の“舌打ち”

公開日: 更新日:

 今年の巨人・原監督(55)はいつにも増して喜怒哀楽が激しい。
 特に負の感情を隠そうとせず、「だらしない選手が多すぎるね」と不甲斐ない若手をなじったかと思えば、不振が続く主力の坂本勇人も「いい成績を残したこともあったが、それだけに頼って期待していいのか」と一刀両断。選手を「ノーコメント」と突き放すことも少なくなかった。

 巨人は2年連続リーグ優勝。しかし、昨年は日本シリーズで楽天に敗れた。それを、「選手の勝負根性の差」とする指揮官は、オープン戦の段階から選手を精神的にも追い込み、半年以上先のポストシーズンに備えているというのだが……。

「監督の反応が気になってしょうがない、という声も選手から聞いた。試合後に厳しいコメントが出るのはまだいい。ただミスが出たり、気に食わないプレーをすると、試合中のベンチで両手を広げて天を仰いだり、舌打ちをしたりする。グラウンドに出ている選手は分からないが、ベンチに座っている選手は、いつその舌打ちが自分にもやられるかと思うと、気が気じゃないというのです」(放送局関係者)

 そんなことを気にすること自体、原監督から言わせれば、情けない、ということになるのだろうが、それで選手が萎縮しては元も子もない。

 戦力的には誰がどう見たって優勝候補の筆頭。問題は万全とは言えない投手陣と原監督からのプレッシャーにさらされる選手の精神面ということになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗