ACミラン本田 セリエA待望の初ゴールで“批判封殺”
ACミランのMF本田圭佑が、敵地でのジェノア戦(日本時間8日午前4時開始)で待望のセリエA初ゴールを決めた。
チームメートやセードルフ監督らスタッフにとっても、待ちわびた瞬間だった。
1─0で迎えた後半11分。スルーパスに反応した本田は、絶妙タッチでDFマルケーゼをかわして突進。ペナルティーエリア外ギリギリまで飛び出してきたGKベリンの強烈スライディングタックルを足元に受けた。一瞬、早かった。
本田は左足を伸ばしてボールを浮かしてループシュート。もんどりうって倒れたが、ピッチに突っ伏す格好でボールがゴールに吸い込まれていくシーンを見届けた。
■体を張ったプレーでチーム全体が認める
セリエA12試合目にして初ゴール。イタリアでは1月15日のイタリア杯でのゴール以来。テレ笑いを浮かべる本田の元に選手全員が駆け寄り、ひとしきり手荒な祝福を受けた本田は、小走りにベンチに向かってセードルフ監督と熱烈抱擁だ。
「本田は『相手ボールでは自陣まで戻って相対する選手を徹底マーク』と指揮官から厳命されている。本田が体を張りながら任務を遂行していることをチームの誰もが知っている。なのでセリエA初ゴールをまるで自分のコトのように喜んだのです」(スポーツライター)
背番号10として「いつになったらゴールを決めるのか?」という批判の声は封印した。これから本領発揮なのである。