習近平も熱狂 中国女子サッカー復活のカギ握る「日本人」
バドミントン男子の国・地域別対抗戦は日本が決勝でマレーシアを破り、1949年から続く大会で初優勝。準決勝では6連覇を狙った中国に完勝。04年に招聘した元韓国代表監督の朴柱奉(パクジュボン)監督(92年バルセロナ五輪男子ダブルス金)の指導力が改めて評価された。
中国は女子サッカーのアジア杯準決勝でも日本に惜敗し、対日本戦8連敗。国内では2つの競技の代表監督に対する厳しい声も上がっている一方で、「女子サッカーは日本に学べ」という意見もあるという。
■視察団が来日
中国という国は、時にプライドを捨て、政治的に対立している国にでも頭を下げて教えを請うという懐の深さがある。08年の北京五輪でメダルを量産するため、井村雅代元日本代表コーチを呼び、シンクロ初のメダル(チーム銅)を手にしたのは記憶に新しい。
女子サッカーについては、3年前に政府関係者の視察団が来日。
「その時は学校レベルでの指導体制、指導者レベル、競技人口など、自国との差に愕然とし、直後から、<日本人指導者を呼んだらどうか>という声が出てきた。佐々木監督は20年東京五輪まではなでしこの指揮を執るとみている中国は、国内リーグや海外で監督経験のある人をリストアップしているようですが、監督人事など重要案件は国家体育総局に決定権があり、サッカー協会独自では決められない。習近平国家主席は熱烈なサッカーファン。女子サッカー復活のため政治介入を望む声もあるようです」(サッカー関係者)
ちなみに中国が外国人指導者を呼ぶときは金に糸目はつけないというのだが…。