原監督の猫の目打線に巨人選手も「今日、オレ何番?」と皮肉

公開日: 更新日:

 ヒドい負け方だった。DeNAに1-9で敗れた29日の試合、巨人は先発の沢村が五回途中7失点でKOされれば、打線もわずか4安打1得点と沈黙。試合後の原監督は、5回すべてで先頭打者を出塁させた沢村を「フォローのしようがない」と切り捨てると、攻撃陣については「打線も良さがなかなか出てきませんね」と嘆いた。

 この日は、後半戦から4番を任せていた長野を打撃不振を理由にあっさりとスタメンから外し、そこにベテランの高橋由を起用。チーム内からも「選手が試合前に、『オレ、きょうは何番だったっけ?』と皮肉交じりに言い合っている状態ですから、打線がつながるわけがありませんよ」と猫の目打線に対する不満と批判が出始めているにもかかわらず、性懲りもなくメンバーを動かしまくる。唯一の得点は途中出場した長野のソロ本塁打というのだから、精彩を欠いているのは打線ではなく原采配の方である。

 優勝した交流戦の貯金で首位にはいるものの、セ・リーグでの戦いに限れば、貯金は中日からの5、DeNAとヤクルトからそれぞれ1の計7でしかない。お得意さまの中日には先のカードで1勝2敗と負け越し、DeNAにも実は5月以降は1勝4敗と大きく負け越しているのが現状だ。

「打順にしてもそうだけど、ちょっと原監督は独断専行が過ぎる。配置転換に怯えているのか、そんな指揮官をいさめ、意見を言うコーチがいないのも問題だよ」

 とは、某巨人OB。まったくだが、恐らくその声も指揮官には届かない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗