二刀流希望者急増も 日ハム大谷が「球界の常識」を変える

公開日: 更新日:

 先発投手で2ケタ勝利。バットを持てば3割近い打率を残し、ホームランも10本に届くかもしれない。

 当初は大谷の二刀流について「プロをなめている」と言っていた評論家諸氏も、今年の活躍を見れば脱帽せざるを得ない。そんな大谷の活躍は「球界の常識」を壊すきっかけになるはずだ。

 日本ハムの観客動員は11年に比べ、12、13年は1試合あたり1800人ほど減っている。大谷の活躍によって観客が増えれば、投手と野手の成績以外に集客力も評価されるべき。その大谷の二刀流は、他球団も含めて選手の査定にも影響を与える可能性が強い。

「一般の先発投手は中5~6日で登板し、間の5~6日は調整に充てている。大谷はその間、投手としての調整をやってなおかつ、野手としての練習をして試合に出場、結果を出し続けているわけです。明らかに人の倍以上の労力を使っているのだから、単純に大谷に野手としての査定を加味すればそれで済むという話ではありません。投手、野手の役割や評価をより細分化し、見直す必要が出てくるのではないか。これまでプロ野球選手の査定は、ドンブリ勘定の部分もあったが、大谷が投打で結果を出すことによって、よりフェアな査定に変化していくと思います」(スポーツライターの工藤健策氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず