ブラサカ世界選手権 「過去最高6位」日本代表に足りないもの

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 ブラインドサッカー世界選手権(東京・代々木競技場特設フットサルコート)が24日に閉幕し、日本代表は「5位決定戦」でパラグアイと対戦。惜しくもPK戦で敗れた。

 試合はパラグアイが攻撃を仕掛け、日本が体を張って必死に守るという展開。25分ハーフの前後半を戦ってスコアレスドローの後、PK戦(3人制)はサドンデスにもつれ、パラグアイの5人目が成功したところで勝負あった。

 5位は逃したが、世界大会過去最高の6位で大会を終えた。

 日本代表の奮闘もあって、世界選手権が開幕するとテレビを中心にメディアが連日、大きく取り上げてブラサカの知名度は一気に高まった。

 しかし、注目度がアップすると同時に優勝したブラジル、準優勝のアルゼンチン、3位決定戦を戦ったスペインと中国の4強とのレベル差がよりハッキリした格好だ。

「日本は堅守から数少ないチャンスをモノにするチームづくりを推し進め、強豪相手に失点しない守備が見事にハマり、それが6位の原動力となりました。しかし、得点力を強化しないと世界上位との実力差を縮めることは難しい。単独で攻め入ってゴールを奪う選手の出現を待つのは非現実的。PK戦で鋭いシュートを打てるキッカーを養成することが急務です」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 ブラサカは、2008年五輪北京大会から正式種目となり、日本代表は16年リオ大会で初の五輪出場を狙っている。強化に残された時間は多くない。

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