ラウドルップもリスト外 アギーレ後任報道の“正しい読み方”

公開日: 更新日:

 アギーレ日本代表監督の解任後、後任監督候補報道は、それこそ誰彼構わず状態。1面に20人以上の外国人の顔写真を並べたスポーツ紙もあったが、それでも6日に霜田技術委員長が「候補者を5人程度に絞った」とコメントしたことで各メディアは、もっともらしい理由を付けて“決め打ち”するようになった。

 しかし、今でも「絶対あり得ない名前が飛び交っている」と某マスコミ関係者がこう続ける。

「技術委員会には、後任監督選定に際して2つの基本路線がある。まずは《代表監督経験者》。毎日指導でき、他国の選手も補強できるクラブの監督と同国人選手しか選べず、合宿も時々しか行えない代表監督は似て非なるもの。2006年W杯のジーコ、14年W杯のザッケローニは代表監督の経験がなく、2人とも短期集中開催のW杯で監督自身が舞い上がり、出だしでつまずいたチームを立て直せなかった。クラブ経験しかない指揮官は、リストから外れています」

 Jリーグで采配を振ったとはいえ、オリベイラやストイコビッチはクラブ経験しかないので完全アウト。一部スポーツ紙が「元デンマーク代表MFラウドルップ」を報じたが、やはり代表監督未経験なのでリスト外だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”