ドルトは敵地でアウェーGも…香川はCLユーベ戦出番なし

公開日: 更新日:

 ドイツ国内リーグで18チーム中、12位に低迷しているドルトムント。調子の上向かない日本代表MF香川真司は、CL決勝トーナメント1回戦・敵地でのユベントス戦(日本時間25日早朝キックオフ)で存在感をアピールしたいところだったが、最後まで出番はなかった。

 試合自体はドルトムントのペース。しかし、前半を1-2で折り返したドルトムントのクロップ監督は、後半15分を過ぎると無理に攻めようとはせず、後半30分の3人目の交代選手も、守備面で力を発揮するMFブワシュチコフスキーだった。

「敵地でゴールを決めての1-2は悪くないスコア。来月18日の地元での第2レグで逆転の可能性は十分にある。それだけに守備に難点のある香川を出しづらかったのだろう。しかし、この日のユベントスはいまひとつのデキだったし、ドルトムントの背番号10・ムヒタリアンも、リーグ戦からの不調を引きずって見せ場なし。フレッシュな香川で勝負をかけるべきだった」(サッカー専門誌記者)

 ドルトムントで10―11年、11―12年シーズンのブンデスリーガ連覇の立役者となった香川は12年6月、イングランドの名門マンUに移籍した。しかし、レギュラーには定着できず、14年8月に古巣に舞い戻って往年の輝きを取り戻すと思われたが、ここまでまったくの期待倒れに終わり、クロップ監督から「私は以前と変わっていないが、戻ってきた選手が別人になっていることはある」と皮肉を言われる始末だ。

 古巣でも、マンU時代と同じように冷や飯を食らうのか? 香川の試練はまだ続いていく――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

    大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

  2. 2
    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

    阪神・大山悠輔 今季中にFA権取得見込みであるのか? まさかの巨人流出…ロッテ、楽天も虎視眈々

  3. 3
    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

    大谷「英語力」格段向上の皮肉とプラス効果 元通訳・水原容疑者の裏切りが副産物を生んだ

  4. 4
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  5. 5
    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

    水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

  1. 6
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  2. 7
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 8
    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

    福原遥が挑むNHK朝ドラ&大河W主演「歴代4人の超難関」への道…まずは2025年「べらぼう」出演

  4. 9
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  5. 10
    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ