J最注目DFは鹿島・昌子源 麻也&森重CBコンビ脅かす

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 3月7日に開幕するJリーグ。J1でブレークの予感が漂うのが、鹿島アントラーズの長身DF昌子源(22=米子北高)だ。

 182センチ、74キロの恵まれた体格。空中戦やフィジカルコンタクトの強さは、全34試合に出場した昨季で実証済み。昨年11月には日本代表にも初招集され、今年1月のアジア杯にも参加した。

 残念ながらアジア杯では出番がなかったが、明るい性格と、包み隠さず質問に答える姿勢は記者からも歓迎され、大会が進むにつれて多くの報道陣に囲まれるようになった。

 アジア大会中、収穫を聞かれて「(本田ら)ビッグネームにビビらずやれています。最初は昌子と言われていたのが、源になったこと」とユーモアのセンスもなかなかのもの。ピッチ上では的確で精力的なコーチングも昌子の持ち味。非公開練習では、彼の大声がスタジアムの外まで響いた。

 昨シーズンまで鹿島では背番号15番。しかし、今シーズンから伝統ある「3」を受け継いだ。これまで秋田豊や岩政大樹ら日本代表に選ばれたセンターバックが身に着けた、栄えある背番号なのだ。 鹿島のACL初制覇とリーグタイトル奪還には欠かせない存在となったが、今年は日本代表でも吉田麻也(26)、森重真人(27)のレギュラーCB陣を脅かす存在になって欲しい。

 昌子に唯一不足している点、それは国際舞台での経験。まずはACLで経験値を高めて、さらなる高みを目指してもらいたい。

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