奇声ダンスのワケ…「4人目外野手」イチローに求められる道化

公開日: 更新日:

 マーリンズ・イチロー(41)がチームのムードメーカーとして一役買っている。

 オープン戦初戦となった5日(日本時間6日)のカージナルス戦。イチローは試合開始直前のベンチで何事か奇声を発しながらダンスを披露。実績のあるベテラン選手によるパフォーマンスに若い同僚たちは大爆笑だった。

 今季は「4人目の外野手」としての立場で、開幕後はベンチスタートが確実だ。レドモンド監督は「ほぼ毎試合、使う方法はある」と話し、投手の代打に加えて代走や守備固めでの起用をほのめかしている。指揮官はスーパーサブとしての活躍に期待を寄せているものの、「道化役」の仕事も求めているともっぱらだ。

 メジャーではチームの士気を高めたり、一体感を生むため、試合前に選手が余興を披露することが珍しくない。盛り上げ役を務めるのは大半がイチローのようなベテラン選手だ。

 イチローは、「5人目の外野手」だったヤンキースでも同じように率先してチームをもり立てた。マリナーズ時代から個人主義を貫いてきたかつての安打製造機の変貌に「イチローは一体、どうしちゃったんだ」と目を丸くする選手もいたが、「プライドを捨ててチームのことを考えている」とおおむね好評だったそうだ。

 今季は若手主体のチームを活気づける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず