苦手サウスポーにストレート負け 錦織が8強入り逃す
テニスのマスターズ大会、BNPパリバ・オープンは18日(日本時間19日)、男子シングルス4回戦で世界ランキング5位の錦織圭が同12位のフェリシアノ・ロペス(スペイン)と対戦。4-6、6-7のストレートで敗れて、8強入りを逃した。
相手のロペスとは過去5戦して3勝2敗。ここ2試合で連勝していた相手に主導権を握られ続けた。
相手の力強いサーブに苦しめられ終始、劣勢を強いられる。第1セットの第1ゲームでいきなりブレークチャンスを得ながら、ロペスに粘られて生かせない。4-5で迎えた第10ゲームは積極的に前に出て仕掛けながらミスを連発。試合後の錦織が「4-5から悪いプレーをしてしまった」と振り返った通り、自滅だった。
第2セットは第7ゲームで相手のミスもあり、この試合で初めてブレークに成功。土壇場で追いついて6-6とし、タイブレークに持ち込んだ。
このセットを取りたい錦織は焦りも出たのだろう。1-1から痛恨のダブルフォルトを犯し、その後もショットでのミスが相次ぎ、1時間35分で敗れた。
25日開幕のマイアミ・オープン(米フロリダ州マイアミ)が次戦となる。
「(マイアミは)自分のテニスがやりやすい大会なので、しっかり準備をしたい」と話したが、巻き返しなるか。