【CL】マドリード対決はスコアレス 第2戦はアトレチコ有利
欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のマドリード対決、アトレチコとレアルとの一戦(日本時間15日早朝キックオフ)は前半、後半で様相がガラリ一変した。
前半はアウェーのレアルが攻勢。4分のFWベイルの左足シュートを皮切りにMFのC・ロナウド、MFロドリゲス、FWベンゼマらが次々と決定的シュートを放った。
後半早々にアトレチコのエースFWマンジュキッチが、相手DFのヒジ打ちで大出血。ここから流れは一気にアトレチコに傾き、終盤のMFトゥラン、FWトーレス、マンジュキッチの連続シュートにレアル守備陣は大慌て。結局、0―0に終わったが、アトレチコのGKオブラクは「ホームで失点しなかったのはよかった」、主将ガビも「失点しないことが目標だった」とコメントしたとおり、現地22日の第2レグに良いイメージで臨めるのは、アトレチコの選手たちだろう。
次はレアルのホーム試合。アトレチコは序盤からフルパワーで攻め、1点をもぎ取ると脇目も振らずに守り倒す――というゲームプランで臨んでくる。思い通りに先制できたら、アウェーゴールを決められたレアルは焦り、堅守自慢のアトレチコにペースを握られ、準々決勝敗退も十分にあり得る。
第1レグのスコアレスドロー発進は、アトレチコ有利に働くのである。