菅野抹消、復帰の内海も…巨人に影落とす左右エースの不安

公開日: 更新日:

 巨人にまたケガ人が発生した。エースの菅野智之(25)が31日、登録を抹消された。球団は「30日の練習中に首の痛みを訴えたため、大事をとって抹消しました」と発表。この日の楽天戦前の練習は軽めのメニューで引き揚げた。

 菅野は今季10試合に登板し、リーグトップタイの6勝(4敗)、防御率は同1位の1.36。打線がチーム打率.241にあえぐ中、「5勝以上が4人」の先発投手陣を牽引していた。原監督の心の支えでもあった菅野の離脱に指揮官は「正常ではない状態だから10日間を与えるということでしょう」と落胆の色を隠せなかった。

 26日の西武戦では122球を投げて完投勝利。その前の19日は112球で完封勝利とフル回転。それだけに報道陣からは「球団が『大事を取って』と強調しているのが逆に怪しい。キャッチボールはやっていたけど、古傷の右ヒジに何らかの異変が出たのではないか」といぶかる声も出た。

 昨季は8月に右手中指、10月に右ヒジを痛めて2度、二軍に降格。結局、クライマックスシリーズには間に合わず、チームは阪神に4連敗。巨大戦力でも、菅野の代わりはいないことが証明されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”