巨人熱視線の創価大・田中 由伸采配が1位指名のカギ握る

公開日: 更新日:

「最速156キロの剛腕を密着マークせよ」

 巨人のスカウトにこんな指令が出ている。今秋のドラフト超目玉、創価大・田中正義(3年=創価)の9日の始動日に、スカウト部長と担当の2人体制で視察。史上初の12球団1位の可能性を秘める逸材だが、試合でもないのに部長自ら足を運んだのは熱意の表れだ。断然の1位最有力候補なのは間違いないが、それは他球団も同じこと。楽天などすでに1位を公言している球団もある中、巨人はどうか。球界関係者がこう言った。

「今季のチームの成績にもよるでしょう。昨秋のドラ1も即戦力投手の桜井。大物外国人で大砲という触れ込みのジョーンズを獲得したとはいえ、打線の救世主になるかは未知数。もし今季も貧打に泣くようなら、1位はやっぱり打者だと方針が変わる危険性もはらんでいる。日大の大型遊撃手・京田ら評価の高い野手もいますからね」

 要するに高橋由伸監督(40)の1年目の戦い方次第ということだ。「もし打線が劇的に上向いて、かつてのような強打のチームが復活するようなら、競合覚悟で将来のエース候補・田中でいこうとなる。逆に貧打が継続して2年連続V逸となれば、競合のリスクを冒す余裕はなくなるからです」とは前出の関係者である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず