急増するテニス海外留学希望 “錦織ルート”の是非は?

公開日: 更新日:

 本気で強くなりたいというなら、チャレンジするべきだ。

 男子テニス楽天ジャパン・オープンが3日に開幕(東京・有明)。世界ランキング5位で第1シードの錦織圭(26)の初戦の相手が体調不良を訴え、ドナルド・ヤング(27=米国・同81位)に急きょ変更になった。

 ヤングは錦織と同じ89年生まれで、米国のIMGアカデミーでともに汗を流した仲。05年にジュニアの世界ランク1位となり、同年の全豪ジュニア、07年ウィンブルドン・ジュニアを制したサウスポーだ。試合は、2年ぶり3度目の優勝を狙う錦織が2-1で勝った。

 錦織の活躍で、近年テニスをやっている子供たちの海外留学や短期のサマーキャンプなどの参加者、問い合わせが急増しているという。

 テニスジャーナリストの塚越亘氏が、「本気でトッププレーヤーを目指すなら海外留学はお勧めです」といってこう続ける。

「13歳で渡米した錦織選手もIMGアカデミーに入った当時は英語がわからず寮生活では苦労しましたが、同アカデミーには日本人の生徒は多い。本当に困ったことがあれば相談すればいい。IMGアカデミーは、英語がうまく話せなくてもテニスの実力があればみんなが認めてくれる。力のある選手はどんどんレベルの高いグループに引き上げられ、激しい競争の中で技術と戦術を学び、度胸もつく。長期留学の前に体験入学したいというなら、1週間以上の短期キャンプもあります」

 子供をプロテニス選手にしたい親はご一考を。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず