リオ金の萩野公介 完全復活へ右肘の“反り”が10度足りず
「まずはできることをしっかりやって、来年の夏に間に合わせたい」――。
リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22)が、来年7月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)での完全復活を目標に掲げた。
3日は在籍する東洋大の五輪報告会に陸上男子短距離の桐生祥秀(20)らとともに参加。昨年のフランス合宿中に骨折し、先月の28日に再手術した右肘について「来週にはギプスが取れて抜糸できる。(トレーニング再開は)ギプスが取れてからになります」と現状を説明した。
日本代表ヘッドコーチで同大学水泳部の平井伯昌監督によれば、年内はリハビリとトレーニングに充て、年明けにも泳ぎを再開する。まずは来年4月の日本選手権での世界選手権出場権獲得を目指す。
リオ五輪では骨折の後遺症から右肘を伸ばすことができず、大会期間中は曲がったまま泳いでいたという。術後の経過は良好だそうで、メスを入れてからは肘を5度まで反らすことができるようになったという。