Rソックス上原&田沢 来季は何色のユニホームを着るか?

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 レッドソックスが地区シリーズで敗退、今季日程がすべて終了したのが上原浩治(41)と田沢純一(30)だ。今年限りでRソックスとの契約が切れる2人はいずれも、このオフ、FAになる。

 上原は今季50試合に登板して2勝3敗、7セーブ、防御率3.45。過去4年と比べて防御率は最悪だし、来季は42歳。本人はオファーがなければ引退すると言っている。田沢はここ4年で最少の53試合に投げて3勝2敗、防御率4.17。9月はわずか5試合に登板しただけで、プレーオフのメンバーからも外れた。

 Rソックスは今季の年俸総額が30球団中4位の金満球団、ヤンキースと同じア・リーグ東地区に所属する強豪でもある。選手をシビアに評価するだけに、ともに退団が濃厚ともいわれるが、「なにしろリリーフ陣が脆弱ですからね。場合によってはそろって残留もありますよ」と、スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「抑えのキンブレルは好不調の波が激しく、セットアッパーを期待されたスミスは5月にトミー・ジョン手術を受けて来季も計算が立たない。実績あるジーグラーは今オフ、FAになります。とにかくリリーフの層が薄い。上原は防御率が悪化したとはいえ、9月以降は11試合に登板して得点を許していません。かつて斎藤隆は42歳でダイヤモンドバックスと年俸175万ドル(約1億8000万円)で契約した。投手には野手ほど年齢の壁があるわけではないのです。今季900万ドルだった年俸は300万~400万ドルまで下がるでしょうけど、再契約の可能性はあるとみています。田沢も再契約が見込めます。4、5月は戦力になるうえ、球威が衰えたわけでもありません。退団したとしても、フライアウトの多い投手なので球場の広いジャイアンツ、パドレス、マリナーズなどが獲得に乗り出すでしょう。年俸200万ドルくらい(今季は337・5万ドル=約3億5000万円)のメジャー契約を結べるはずです」

 2人とも、そう悲観する必要はなさそうだ。

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