何があった…日大アメフト部「選手声明文」拍子抜けの真相

公開日: 更新日:

 日大アメフト部の選手がついに29日、声明文を出した。内田前監督や日大当局が責任逃れに終始する中、現役部員の声に注目が集まったが、開けてみると、まるで“検閲済み”のような当たり障りのない文面だった。

 選手は、言いたいことをぶつけるのではないか――。声明文は、けがをさせるプレーの指示が内田前監督、井上前コーチによるものと結論づけ、すべてのコーチの退陣要求を含む再発防止策を打ち出すとみられていた。

 冒頭、関学の被害者や家族に謝罪を述べ、<皆で悩みながら何度も話し合ってきましたが、まだ明確な答えが見つけられたわけではない>ともがく様子がつづられている。だが、以下の内容は、まるで大学当局の声明文のようだった。

<捜査機関による捜査や大学が設置する第三者委員会の調査に全面的に協力する>

<監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従ってきました>

<監督・コーチとの間や選手間のコミュニケーションも十分ではありませんでした>

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず