河治良幸
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河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

コロンビア編<下> 0-0の時間帯を長くして焦りを誘いたい

公開日: 更新日:

 W杯初戦の相手コロンビアのFIFA世界ランクは16位。明らかな格上相手から勝ち点を奪うには、どんな戦い方をすべきなのか? サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏による「徹底分析」第3弾である。 (聞き手=六川亨・元サッカーダイジェスト編集長)

 ――コロンビアの守備に弱点がないわけではありません。その上で日本はどう戦うべき?

「ショートカウンターでゴールを狙っていきたいですね。まず開始10分はハイプレスでコロンビアの自由を奪うことが必要です。(3月のテストマッチで)オーストラリアは、コロンビア戦で序盤10分くらいしかプレスが続きませんでした。さらには<前線からのプレスがはまらなかったときの対処法>も考えておきたい。いずれにしても、前半は0―0で折り返したいと思います」

 ――日本は守備的な戦い方を強いられます。

「午後3時キックオフなので気温も高くなることが予想されます。前から行けるところは行きながら、粘り強くカウンターを狙う時間帯を意識的につくりたい。コロンビアは1点取ったら2戦目以降を見越し、無理して追加点を奪おうとはせず、のらりくらりと時間を使っていくでしょう。いかに0―0の時間帯を長くして焦りを誘うか? 日本は勝ち点1でオーケーですが、コロンビアは日本から勝ち点3が取れると計算している。この意識の違いに勝機があるのではないでしょうか」

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