横綱で“皆勤負け越し”経験 芝田山親方は稀勢の里どう見る

公開日:  更新日:

 千秋楽の夜、師匠と一緒に二子山理事長に進退伺を提出しました。私自身、腹はくくっていましたよ。横綱として負け越した以上、「終了」と言われても仕方がない。でも、理事長は「(27歳と)まだ若いんだから、もう一度出直してみろ」と言ってくれた。その一言でクビの皮をつないでもらったんです。

 ――それでも現役を続けたことは、勇気が要ることではありませんでしたか。

 それは皆さんが考えること。降格がない横綱は、常に自分との闘いです。横綱は神様と言われることもありますが、しょせんは人間なんです。風邪もひけばケガもする。ならば、自然体でいいじゃないか、というのが私の考え。もちろん、賛否はあるでしょう。私も現役時代は「給料泥棒」とか「格下げすべきだ」とか、いろいろ言われたものです。減給や降格で済むのなら、一体どれだけ楽か。それができないのが横綱なんです。私も休場が続いたとき、宗教の勧誘が来るなど、世の中、人の弱みに付け込む人が多い。でも、結局、信じられるのは自分だけ。となれば、稽古しかない。自分の中にあるつらいものを解決するためには、稽古しかないんです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  7. 7

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る