巨人“カモ虎”初黒星で弱点露呈…他球団に攻略の“合言葉”が

公開日: 更新日:

 巨人は14日、今季6戦全勝だった阪神に手痛い初黒星を喫した。

 先発のドラフト1位ルーキー高橋は6回3安打1失点の好投。勝利投手の権利を持ちながら降板したが、ウイークポイントのリリーフ陣が逆転された。

 1点リードの七回から2番手・アダメスが登板。安打、犠打、四球で1死一、二塁とピンチを広げると、巨人ベンチは3番手・戸根にスイッチ。その戸根は2死から代打・北條に同点打を浴び、満塁から糸原に勝ち越しの2点適時打を許した。

 試合前まで救援陣の防御率は3.86でリーグワースト2位。先発陣は3.32でリーグ2位だけに、「他球団にはこんな合言葉がある」とセのある関係者が続けた。

「巨人戦は後半勝負。つまり先発に球数を投げさせ、リリーフが出てくる後半まで接戦に持ち込めば勝機はあるということです。特に今季1点も取られていない戸根と抑えの中川を攻略すれば、原監督は打つ手がなくなります」

 防御率0.00だった戸根は初失点。原監督の信頼が厚い「牙城」が初めて崩れた。先発の高橋は初回から21球を投じている。結局6回103球で降板。打てないながらも、阪神打線の序盤の粘りが呼んだ逆転劇だったともいえる。原監督は「やっぱり中継ぎ陣は接戦でどんな投球ができるかが勝負。ただ、ゲームを支配するという意味では、2点では投手に負担がかかる」と仏頂面だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う