130試合目で今季初首位・西武に“三日天下”が危ぶまれる訳

公開日: 更新日:

 苦節130試合目で、ついにトップに立った。

 2位西武は11日、首位ソフトバンクに勝利。最大8・5ゲーム差をひっくり返し、昨季以来となる首位の座を手にした。

 この日は助っ人のニールが7回1失点と好投し、1994年の郭泰源と並ぶ助っ人投手9連勝の球団記録を達成。今季10勝1敗、防御率3・23と、西武で一番頼れる先発であることは間違いない。

 そのニールの後を受け、リリーフの平井と抑えの増田が無失点投球。終わってみれば4―1と、自慢の打線ではなく、投手力でソフトバンクをねじ伏せた。

 とはいえ、ここからの問題は首位を維持できるかどうか。なにせ、ニール以外の先発陣はほぼ壊滅状態。昨季14勝4敗の菊池はマリナーズに移籍し、同16勝5敗の多和田は今季1勝6敗と苦戦。先日、不整脈が発覚し、今季中の一軍復帰は絶望的。そもそも、先発はニール以外の全員が防御率4点台以上というありさまだ。中継ぎも平井がこの日73試合目と、登板過多が問題になっている。

 三日天下とならなければいいのだが…

【写真特集】西武首位奪取!パ天王山ソフトバンク戦

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず