美馬が本音で語るロッテ入りの真相 佐々木朗希への助言も

公開日: 更新日:

美馬学(ロッテ・投手・33歳)

 昨季、楽天からFA権を行使し、巨人ヤクルトとの競合の末にロッテ入りを決断した。新天地をロッテに決めた理由、古巣楽天への思い、さらに黄金ルーキー・佐々木朗希について、本音を語った。

 ◇  ◇  ◇

 ――ロッテに入団してどんな印象ですか。

「みんなフレンドリーな感じで、気を使って話しかけてきてくれる。外から見てても仲がよさそうだなと感じてましたけど、入ってなおさらそう思います」

 ――東京ガスの後輩である右腕の石川もいます。

「オフの自主トレも同じ場所でやっていたので、チームの雰囲気とか教えてもらいました。ロッテへの移籍を決断する前も、相談に乗ってもらって。『ロッテはやりやすいんじゃないですか』ってそんな感じで(笑い)。やっぱり、知っている人がいるのは心強いです」

 ――井口監督も同じマネジメント会社の所属です。

「井口監督がいるというのは、知っている人がいるという点でよかったです。ただ、井口監督がいるから、というのは関係なく、自分の人生のことなので、フラットに考えるようにしていました」

■「打席に立つのは難しい」

 ――在京球団を希望し、巨人、ヤクルトも獲得に乗りだした。ロッテ入りの決め手は?

「家族のフォローだったり、自分が野球をやる上での環境ですね」

 ――ロッテは今年から順天堂大による医療などのサポート体制を導入しました。

「自分のことだけでなく、家族のことも、フォローしてくれるということでした。自分のことを必要としてくれているというのが、すごく伝わりました」

 ――巨人やヤクルトではなくロッテを選んだ。セとパの野球の違いもあった?

「それはありますね。僕は先発として長いイニングを投げることが求められているのかなと。セは指名打者制がないので、投手が打席に立ちますし、試合展開によって代打を送られ、交代するケースも出てくる。評価してもらい、必要としてもらう中で、果たしてきちんとした結果を出せるのかな、とは考えました。打席に立つというのも、交流戦を経験して、なんとなく難しいと感じてもいました」

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