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「山田太一 脚本」に関する記事

ユーモアを交え思いを語る山田太一/(C)日刊ゲンダイ

「もうじき死ぬから…」山田太一が語った震災ドラマへの思い

その中で“花形”ともいえるテレビドラマ部門で最優秀賞に輝いたのは、「テレビ朝日開局55周年記念 山田太一ドラマスペシャル『時は立ちどまらない』」。続く優秀賞はNHK朝ドラ「あまちゃん」、奨励賞には「半沢直樹」(TBS)、「Woman」(日本テレビ)が選ばれた。在京キー局のうち、フジテレビの作品だけ選ばれなかった。 山田太一ドラマが放送されたのは、あらゆる3・11特番…

“持ってる”女優/(C)日刊ゲンダイ

デキ婚で大ヒンシュクでもベタ褒め 黒木メイサの巨匠殺し

境遇の異なる2つの被災家族の心の機微を脚本家・山田太一氏(79)が描いた意欲作だ。 俳優陣も豪華。中井貴一をはじめ、柳葉敏郎、樋口可南子、岸本加世子、吉行和子、橋爪功、倍賞美津子とそうそうたる演技派が出演する中、“マドンナ”に抜擢されたのが黒木メイサ(25)。大津波で漁師のフィアンセを瞬時に失いながらも、2つの家族をつなぐ重要な役を演じた。コラムニストの桧山珠美氏が…

ハイテンションキャラでもおなじみ

芸歴は38年目 柳沢慎吾“映画初主演”までのデコボコ道

「ふぞろいの林檎たち」(83年・TBS系)の西寺実役で注目されるが、山田太一脚本のセリフの一字一句おろそかにできない厳しい現場で徹底的に鍛えられた。 当時、TBSは、深夜の0時で消灯と決まっていた。だがその10分前になっても、演出家から「違う、違う!」とダメ出しをされた。何をやってもダメ出しの連発で、消灯の5分前に「しょうがない、OK」と言われた瞬間、照明が消えた…

脚本家の山田太一氏

二極化・格差社会の真相

いまこそ、「泣いていいとも」という情愛が必要な社会

脚本は山田太一。「ああ軍歌」の執筆動機を、彼は「渥美清の泣いてたまるか シナリオ集4」(サンマーク出版、2005年)に寄せている。 「軍歌を歌えない人というものを書いてみようと思った。(中略)終戦後22年を数え、(中略)ノスタルジーで戦争を語るような風潮が現れてきたのである。ノスタルジーで戦争を語ってしまうと、戦争は結構よかったよね、と懐かしみの感情に傾いてしまう」…

「異人たちとの夏」

セリフ1つ読む映画

異人たちとの夏(1988年 日本)

山田太一の原作を郷愁漂う映像美でつづったヒューマンホラー。英雄を演じる風間杜夫と母役の秋吉久美子の演技は抜群。特に英雄の恋人役に配した名取裕子は目を引く艶っぽさでそそられる。大林宣彦監督の演出は冴え渡り、当時最先端だったハイビジョン映像は、いま見ても美しい。 セリフは、英雄の脚本の中で恋人がお気に入りの一節。嫌な過去も自分次第で良い思い出に変えられるということか。…

渡辺謙

渡辺謙「57歳の肖像」

何十年も働き続けた人に味がある

脚本の山田太一は、9・11や震災後、ゆとりがなく、息苦しくなっていくばかりの日本社会を描き出したのだろう。木崎を演じた渡辺謙はこう言う。 「社会が不寛容になっているのは肌身で感じますけど、これは日本だけのことじゃない。ヨーロッパはイギリスのEU離脱や難民問題でギスギスしているし、アメリカも広がるばかりの格差や大統領選で揺れ、不寛容は今や世界中で蔓延している社会の病で…

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