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「横溝正史 小説」に関する記事

裏街・色街「アウトロー読本」

“日本探偵小説の父”の本格派アリバイ崩しが復刊

失敬! 全集全10巻には、乱歩「蠢く触手」、横溝正史「呪いの塔」、夢野久作「暗黒公使」、甲賀三郎「姿なき怪盗」、浜尾四郎「鉄鎖殺人事件」他、力作が続く。もっとも乱歩の作は代作であり、この他にも全集には数編、代作がまぎれていたと噂される。 昨年暮れ、乱歩のご子息、元立教大学名誉教授平井隆太郎氏が亡くなった。私は生前の隆太郎氏から直接貴重なお話をうかがった。自作に厳しい…

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北上次郎のこれが面白極上本だ!

「ダークナンバー」長沢樹著

長沢樹は2011年に「消失グラデーション」で横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビューした作家で、その著作はまだ10作に満たないが、これまでの長沢樹作品に接してきた読者が本書を読むと驚く。えっ、これが本当に長沢樹の作品なの? と思うことは必至。うれしい驚きとはこういうことを言う。 なんと、ど真ん中の警察小説である。物語の中心にあるのは、東京都下の連続放火事件と、埼玉の連…

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ザッツエンターテインメント

鉄ちゃんでなくても面白い鉄道本特集

戦後復興期には、横溝正史をはじめ、国鉄マンだった海野詳二や芝山倉平の作品に触れる。蒸気機関車、電気機関車、夜行列車……今となっては懐かしい響きだ。 そして、高度経済成長期は国鉄黄金期。時刻表トリックの名手・鮎川哲也、鉄道公安官に光を当てた島田一男、社会派の重鎮・松本清張作品を取り上げる。最後は国鉄の終焉期。旅情と郷愁の西村京太郎作品で締めている。日本の鉄道の黎明と衰…

西村賢太氏

“極私的”東京物語

旧花園町の田中英光夫人宅に通うも出入り禁止に…

西村氏は、横溝正史をはじめとする推理小説に端を発し、いつしか田中英光の私小説のとりこになっていったという。そして作家自身の生涯に興味を駆り立てられ、同氏が晩年を過ごした花園町十三番地(現・新宿1丁目界隈)へ住まいを移した。27歳から7年間、20年以上前のことである。 「幸せな日々でした。当時の僕は英光の研究誌を手がけていて、英光夫人が住む自宅にもお邪魔していたんです…

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著者インタビュー

「奇動捜査ウルフォース」霞流一氏

死体の腹の中にマイクが突っ込まれていたり、墨汁まみれの全裸死体が発見されたりと、横溝正史の犯罪現場に007が登場するような奇妙な世界が展開する。 「登場人物はアクの強い人物ばかりですが、いずれも僕が映画の世界で出会った変な人たちのイメージを生かしています。映画という特殊な世界の変な人は、僕にとっては〈黒い宝〉です」 (祥伝社 940円) ◇かすみ・りゅういち 195…

石坂浩二

映画の巨匠・市川崑の時代

金田一のボサボサ頭は脱色して黒く染め、さらにパーマをあてて…

金田一耕助は子どもの頃に読んだ横溝正史さんの原作に『アメリカ帰りの名探偵』と書いてあって、ダブルの背広で拳銃をぶっ放すというくらいのイメージでして。それで、ちょっとやりたくないなあ、と。武器も何も持っていない、いわゆる探偵というのは、まだどなたもやっていない時代でしたね」 ――監督は何と? 「『とにかく原作を読め、あの通りにやるから』の一点張り。僕が読んでいたという…

文庫あらかると

「角川映画1976-1986[増補版]」中川右介著

氏は、角川文庫で「横溝正史フェア」を大々的に展開する中、ブームをさらに拡大させるために映画化をもくろむ。しかし、松竹に持ち込んだ「八つ墓村」の企画が頓挫。自ら会社を設立して映画製作に乗り出す。 その第1弾に選ばれた「犬神家の一族」は製作費2億2000万円に対し、総宣伝費が3億円という日本映画の常識を破るもので、小説と映画、主題歌をヒットさせる本格的メディアミックスの…

出版HOT NEWS

寛政元年創業の老舗や怪しい店など全国155軒の古本屋ガイド

今や古書価が高騰している横溝正史のジュニア探偵小説「怪獣男爵」(300円)や、井伏鱒二による詩人・三好達治への献呈署名が入った「随筆」(500円)など、写真付きで紹介。本書を見ているだけでも本屋巡りをした気分になる。…

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