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「降旗康男 高倉健」に関する記事

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高倉健インタビュー秘録

面白い映画ではなくいかに高倉健のいい絵を撮るか

本作は石井輝男が監督だが、シリーズのうち、6本のメガホンを取った降旗康男監督はこんな思い出を語る。 「『網走番外地』を監督していた時、当時の東映幹部から『最初と最後に健さんの歌が付いてて、立ち回りがあれば途中はどうでもいい』と言われました。それを聞いた時は憤慨したけれど、映画館で『網走番外地』を見た時、その言葉はある意味で真実だなと思いましたねえ。映画が始まってギタ…

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高倉健インタビュー秘録

筋肉質の太もも見せるため着物にも工夫

この作品は「健さんがアイドルから名優に脱皮した」(降旗康男監督)映画だ。 ストーリーは単純そのものである。高倉健は材木問屋に勤める頭の役。材木問屋の主人が病死した後、商売敵の悪徳経営者が意地悪をして、高倉が働く問屋をつぶそうとする。主人公はじっと我慢するが、最後の最後になって、仲間のために立ち上がる。 本作を見て、降旗康男監督はつくづく「高倉健はいい役者になったと…

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高倉健インタビュー秘録

映画に出るか出ないかは「ホン」のひと言で決めた

また、本作を監督した降旗康男監督によると、高倉健と一緒に中国へ行った時、「北京に日本料理店『兆治』がある。一緒に行かないか」と映画関係者から誘われたことがあったという。中国にも高倉健ファン、そして、この映画のファンがいるのだ。 原作は直木賞作家の山口瞳。野球のヒーローだった男が脱サラして、モツ焼き屋を開店。かつての恋人(大原麗子)が資産家の妻になり、その後、幸せでは…

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高倉健インタビュー秘録

降旗監督が「もう一度」といった最初で最後のシーンがある

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高倉健インタビュー秘録

組合も納得させた「唐獅子牡丹」の美しさ

この映画で助監督を務めていた高倉健の僚友、降旗康男監督はこう説明する。 「当時、東映の労働組合は時間外撮影を拒否していました。撮影は午後5時までには絶対に終了しなくてはならなかったのです。ですから、健さんには朝早く来てもらって、急いで彫り物を入れてもらった。彫り物を背中に描くには時間がかかるからです。だが、その日はなかなかできなくて、助監督だった僕は何度も早くして…

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「高倉健の背中」大下英治著

降旗康男が初めて助監督として仕事をした美空ひばりの映画「青い海原」に出演したのが、東映の新人俳優、高倉健だった。 撮影中、製作部長とあつれきがあり、以後、降旗はスター映画の担当をはずされた。ところが、7年後、関わることになったのが高倉健の「昭和残侠伝」だった。当時、撮影所の組合員は午後5時を過ぎると時間外労働を拒否したが、高倉は怒らず、「はーい、お疲れさーん」ときっ…

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高倉健インタビュー秘録

監督は「OK」なのに健さんが「もう一度やろう」

コッポラの「ゴッドファーザー」を見た東映関係者が降旗康男監督と脚本家の倉本聰に「健さん主演で和製ゴッドファーザーをやってほしい」と頼んで、製作された映画だという。 そういえば、北大路欣也はマイケル・コルレオーネ役のアル・パチーノをほうふつさせるし、悪役連中がそれぞれ殺される最後のシーンは「ゴッドファーザー」のラストに酷似している。 映画の舞台は横浜。元町商店街、港…

「あなたへ  (2枚組)」  DVD発売中 発売元:テレビ朝日/電通  販売元:東宝

観ずに死ねるか

あなたへ(2012年 降旗康男監督)

(森田健司)…

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高倉健インタビュー秘録

森繁久弥がこぼした愚痴

降旗康男監督は、この時期の高倉健について、こんなことを言っている。 「私は昔の颯爽とした役の健さんよりも居酒屋の親父とか駅長さんとかの役をやっているほうがいいと思っています。年輪を経て滋味が出てきたというのでしょうか」…

ドキュメンタリー映画「健さん」

各国映画人が語る高倉健 映画「健さん」が迫る巨星の美学

山田洋次、降旗康男、梅宮辰夫、八名信夫をはじめ、マイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ、ジョン・ウーといった海外の名優や名匠まで登場する。語りは中井貴一。 そして、極めつきはこのシーン。40年来の付き人であった西村泰治氏の息子の結婚式にサプライズで出席し、祝辞を述べる場面は高倉の人間力を垣間見せる。 劇場に足を運ぶ際は、大判のハンカチを忘れずに。…

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芸能界クロスロード

木村拓哉と岡田准一の差

降旗康男監督・木村大作カメラマンという邦画界を代表する名コンビ。映画関係者によれば、「降旗・木村で高倉健さんの作品を数々手掛けヒットを飛ばした。2人の名前だけでも客を呼べる」という。本来、映画は監督と作品が先で役柄に合わせて主演を選ぶ。黒沢明監督がそうであったように、本来の映画の正しいあり方を降旗監督は継承している。今回も「岡田しかいない」と降旗から直々に指名したと…

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