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双葉町の関連ニュース

GRAPHIC

「チェルノブイリと福島」広河隆一編著

2011年3月13日に双葉町で撮影した写真には、無防備な男性とともに針が振り切れた測定器が写っている。男性は、安全だと思って町に戻ってきていたのだ。この日、町の放射能が東京の2万5000倍だったと発表されたのは、2カ月後だった。 チェルノブイリの人々を襲った悲劇が今後、時間が経つにつれて福島でも起きてくることは避けようもない。 震災直後、双葉町で撮影された地震で倒れ…

世帯事情で目安は異なる/(C)日刊ゲンダイ

人気特産品は品薄 10分でできる「ふるさと納税」のイロハ

ただ、例外もあって、原発事故で避難区域になっている福島県双葉町は、郵送やFAX、メールのみでのやりとりとなる。 「寄付申込書にご記入の上、郵送かFAX、メールで送付してください。郵便振り込みが希望なら、こちらから振込書を郵送します。郵便振り込みの手数料は、こちらの負担です」(双葉町役場いわき事務所・担当者) 分からないことがあれば、[電話]0246・84・5201(…

何を今さら…/(C)日刊ゲンダイ

石原環境相 「五輪熱中症対策」の見え透いたパフォーマンス

「石原環境大臣は6月に、福島第1原発事故で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐり、<最後は金目でしょ>と発言し、建設候補地の福島県大熊町と双葉町の両町長や福島県知事にそれぞれ謝罪したばかり。福島原発を第1サティアンと呼んだこともある。今回のアピールは、その汚名を少しでも返上したいからでしょう。もちろん、内閣改造前というタイミングも、狙っているはずです」 猛暑の五輪に…

毎月11日、14時46分に避難所から黙祷する双葉町民

渾身ルポ 原発禍の街を行く

「双葉のことを書いてくれ」というお年寄りの叫び

私の高校時代の恩師で、在学中は酒、たばこ、パチンコまでも大目に見てくれた双葉町在住のS先生も、避難先の寒い体育館で体調を崩して亡くなった。 マスコミには報じられない犠牲者もいる。3・11以来、私は福島に何度も帰り、取材を重ねているが、こんな話を耳にした。結婚を控えていたあるカップルは原発事故後に別れた。男性側の親族が「放射能を浴びた相手との結婚はダメだ」と強く反対し…

津波で36人のお年寄りが亡くなった老健

メディアが報じない原発禍の街の真実

避難している老人の「3K」とは?

いずれは老人ホームに入りたいけど、いわき市がよそ者の私らを助けてくれるかはわかんねえべ……」 いわき市の仮設住宅を訪ねると、帰還困難区域の双葉町から避難している82歳のAさんは、私を前に自嘲気味に言った。 9年後の日本は高齢化率30%を超える、「2025年問題」を控えている。だが、すでに避難民が暮らす仮設住宅が「姥捨て山」と揶揄されるように、65歳以上の高齢者がほと…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

原発で儲けたのは町ではなく県だった

双葉町の前町長・井戸川克隆氏はこう指摘する。「被告席に座るべき悪代官が飢饉で喘ぐ百姓を脅して、年貢米を強要する構図と同じだ」というのだ。 「例えば、放射能まみれで原発で働く作業員。下請けや孫請けの末端の彼らの中で、社会保険に加入している人がどれだけいるか。調べたらごくわずかでしょう。中にはヤクザの作業員もいると聞くが、彼らも国民のひとり。日本を救おうとしている。でも…

井戸川前町長

渾身ルポ 原発禍の街を行く

「被曝で鼻血は大勢いる」発言に一方的な否定&批判

この4年間、原発の町・双葉町の前町長・井戸川克隆氏は「脱被曝」を訴えているが、苛立つ毎日を送っているという。 例えば、1年前に「被曝して鼻血を出す人は大勢いる」と発言。それが「週刊ビッグコミックスピリッツ」の「美味しんぼ」(原作・雁屋哲)で描写されると、環境省と専門家が否定し、批判された。 「彼らは『被曝が原因で鼻血が多発するとは思えない』と、私を一方的に批判した。…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

代行バスの放射線量は基準値の38倍

第1原発の排気筒が遠くに見える原発の町・双葉町と大熊町を通過する際の車内の放射線量が、驚くことに毎時8.64マイクロシーベルトを計測したからだ。これは基準値(毎時0.23マイクロシーベルト)の38倍もの高放射線量だった。 私はウクライナ製の線量計を持参。朝の6時50分原ノ町駅前発の代行バスに乗車し、配付された「代行バスご利用のお客さまへ」と書かれたチラシを見た。そこ…

12年12月、町長時代の井戸川氏

渾身ルポ 原発禍の街を行く

福島県民が苦しんでいるのは「風評被害」ではない

2005年に双葉町の町長に初当選。09年に再選した井戸川克隆氏は、規定の3割の報酬しか受けずに町の財政再建に取り組んだ。交付金欲しさに原発の増設を要請したこともあると告白する。 「ただし、私は昔から『脱被曝』を提唱してきたため、東電や原子力安全・保安院との話し合いのときは必ず、『本当に安全ですね』『絶対にウソはつかないでください』と主張し、これに対して彼らは『絶対、…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

チームメートが津波で…練習に行けなくなった小学生

双葉町のリトルリーグを運営するAさんは、原発事故で野球ができなくなり、他の土地に避難した選手たちからの手紙を見せてくれた。中1の野球少年は次のように訴えている。 《いつでも仲間がいて野球できた頃を思うと胸が熱くなります。みんなー、元気かあー。また野球すっぺな!》 仲間と外で遊びたい、野球をしたい――。単にそれだけのことを原発事故は奪ってしまった。(つづく)…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

「被曝キャンペーンか」の声も上がる高速道路に線量計

浪江インターチェンジ辺りは毎時1.30マイクロシーベルトで、双葉町に入ると5.20マイクロシーベルトを計測した。基準値0.23の23倍だ。 「国は“原発縦断被曝キャンペーン”でも展開したいんじゃないの。放射性物質はタイヤなどゴムに付着しやすいが、高速道路には洗浄するスクリーニングの場所もない。放射能を全国にばらまけということでしょう……」 知人は揶揄するように語った…

大メディアは総スカンの理不尽

東電批判で打ち切り寸前…映画「あいときぼうのまち」の受難

福島県双葉町と東京を舞台に、国の原発政策に翻弄され続けた4世代1家族の70年間に及ぶ歴史を描いた作品。福島県出身の脚本家・菅乃廣氏がメガホンを取り、3・11前後の状況にも触れるが、実はこの映画、6月21日の上映開始時から客足が伸び悩み、打ち切りもやむなしの状況だという。 関東での上映は「テアトル新宿」の一館のみ。特に単館系の作品は公開から1週間が勝負だが、初日から…

SPや機動隊とダイビング/(C)日刊ゲンダイ

「金目」どころか山ほど “大臣失格”石原環境相の怪しい行状

「最後は金目でしょ」暴言で、不信任案を突きつけられた(与党が否決)石原環境相が23日、福島県を訪ね、佐藤雄平知事や除染廃棄物の候補地、大熊町や双葉町の町長らに謝罪した。 石原環境相はこれで「けじめ」のつもりかもしれないが、そうはいかない。石原環境相が不信任案を突きつけられた理由は「金目発言」だけではないからだ。 福島第1原発を「第1サティアン」と呼んだ品性下劣に加え…

閉鎖したコンビニ付近には人っ子ひとりいない/(C)日刊ゲンダイ

3年ぶり再開 常磐道「原発20キロ圏」終点まで行ってみた

ここより北は原発から20キロ圏内にスッポリ入り、絶望的な放射能汚染で現在も全町避難が続くエリア(楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町など)。JR常磐線も広野駅止まりだ。終点の常磐富岡ICから福島第1原発まで10キロ足らず。目と鼻の先だ。 再開通で何が変わったのか。放射能は心配ないのか。先週土曜日、常磐道を北へ向かった――。 ■電光掲示板が映す放射線量 AM10:45ごろ、…

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『「原発さまの町」からの脱却』吉原直樹著

双葉町では原発反対運動も起こったが、大熊町では反対は少なく、むしろ歓迎する向きも少なくなかったらしい。それが福島原発事故後の被災地・被災者に対するひそかな冷遇の背景にもあったようなのだ。 本書はこうした側面にまで踏み込みながら、大熊町のかかえる問題が実は日本の衰退する地域社会やコミュニティーのあり方に通底することを少しずつ明らかにする。その一方、バラバラに分断されな…

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