日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

司馬遼太郎特集

姜尚中氏

著者インタビュー

「漱石のことば」姜尚中氏

司馬遼太郎が描く青雲の志や、末は博士か大臣かという上昇志向をもつ男たちの時代は終わった。 「明治以来、1945年8月15日はあったけれど、日本の国柄は、とにかく前に進もう、くよくよするな、でした。原発事故が起きても水に流す、こういう近代化路線にピッタリなのは福沢諭吉や司馬遼太郎でした。なのに、日露戦争以後の日本の暗さを描く漱石も根強い人気があります。それは、前に進む…

None

今日の新刊

「日本とスペイン文化交流の歴史」坂東省次、椎名浩著

400年後、産経新聞京都支局の記者だった福田定一(司馬遼太郎)は、ザビエル来日400年祭に際して「ザビエルの右手が日本に来る」という記事を書いた。学生時代からザビエルの生まれたバスクに関心をもっていたことから、さらに33年後、作家司馬遼太郎として、「街道をゆく」の中で「南蛮のみち」を書くためバスクへ向かう。 安土・桃山時代に始まり、現在ではアニメの「クレヨンしんち…

半藤一利さん(右は東大ボート部時代)

喜怒哀楽のサラリーマン時代

半藤一利 東京新聞の試験会場に迷い文藝春秋を受験

近著、「文士の遺言 なつかしき作家たちと昭和史」(講談社)では、坂口安吾、司馬遼太郎、松本清張らの流行作家を担当した当時を振り返る。半藤さんが目撃した数々の“歴史的瞬間”とは――。 大学時代の4年間はボートに夢中でした。前年のヘルシンキ五輪はあと一歩で出場を逃しましたが、卒業の年は全日本選手権で優勝。それで仲間たちと東大谷川寮(群馬県)で酒盛りです。気付いたら大会の…

(提供写真)

社長の本棚

アシスト代表取締役社長・大塚辰男さん「本は私の先生」

いろんなことを教えてもらえるという意味で、“本は私の先生”です」 ■山岡荘八、司馬遼太郎が好き 小説もよく読む。歴史小説では、山岡荘八、司馬遼太郎などが好きだ。 「山岡さんは『異本太閤記』や『徳川家康』。どちらも長い。『徳川家康』は21、22歳の頃、全26巻のうち10巻まで読んで諦めた。28歳の頃、再挑戦して一気に読破。達成感はありましたが、つまらないところもあった…

和崎信哉会長 71歳

語り部の経営者たち

WOWOW和崎信哉会長 井上靖や司馬遼太郎らと現地を取材

「忘れられないのは、井上靖さん、司馬遼太郎さん、陳舜臣さんそれぞれと現地を旅したこと。一度現地に行くと2カ月間、先生とほぼ2人きりです。その間、いろんな話をお聞きしましたが、飽きることがなかった。本当に貴重な時間でした」 3人の大作家に共通するのは、勉強家であることだという。常に大学ノートを持ち歩き、何か気づいたことがあれば、すぐにメモを取る。そしてもうひとつ共通…

「休暇村協会」理事長の中島都志明さん

プロの本棚

休暇村協会理事長・中島都志明さん「司馬作品で迷いなくなった」

服装にも無頓着で、ホテルマンにあるまじき性格でしたからね(笑い)」 その先輩に薦められて35歳の頃に読んだのが、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」だ。その後は「坂の上の雲」「翔ぶが如く」など、司馬作品を片っ端から読んだという。 「全共闘世代ですので、学生時代はご多分に漏れず、高橋和巳の『憂鬱なる党派』や『わが解体』を読みました。ただ、共鳴はできなかったですね。休暇村に入って…

三菱UFJニコスの井上治夫社長

社長の本棚

【三菱UFJニコス】井上治夫社長

司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んだのもこの頃で、その後、『翔ぶが如く』など司馬遼さんの作品を好んで読むようになりました」 一番のお気に入りは「坂の上の雲」。これまで3~4回は読み返している。 「若者たちが国家をつくっていった、幕末から明治にかけての時代。青臭いといわれるかもしれませんが、青雲の志が伝わってくる大好きな小説です」 池波正太郎、北方謙三、浅田次郎などの時…

林真理子氏と三枝成彰氏

【特別対談】林真理子×三枝成彰 「50代の仕事」を語る

亡くなられた後も本屋で見かける現代作家は藤沢周平さん、司馬遼太郎さん、向田邦子さんぐらい。本当に消えてなくなっちゃう。 三枝 記憶に残らないなんてショックだよね。でも、50歳までの僕の曲なんて、もちろんどれも精いっぱいやったんだけど、本当にクズだと自分では思ってる。林さんはどう? 林 50代は毎朝6時に起きて娘のお弁当を作り、学校まで送りもして。それに母の介護、父も…

フクバデンタルの西川満社長

社長の本棚

フクバデンタル西川満社長 「坂の上の雲」は30回読み返し

司馬遼太郎や宮城谷昌光らの作品は、ほとんど読破。特に「坂の上の雲」は30回は読み返したでしょうか。乃木大将の盟友・児玉源太郎が激戦地に向かうシーンがいい。前線から離れた場所を案内しようとする作戦将校の参謀肩章を引きちぎり、「国家は貴官を学ばせた。それは貴官の栄達のためではない」と声を震わせるシーンです。 静かに本に向き合っていると、登場人物の人生を一緒に歩んでいる…

BCCの伊藤和彦社長と「松下幸之助 成功の法則」

社長の本棚

BCC伊藤一彦社長 本好き経営者のお薦め本で良書と出会う

司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』にしても、先輩経営者に推薦されてようやく手にしてみました」 ■松下幸之助の歴史館に足を運ぶ こう言って照れくさそうに笑うが、ただでさえ本好きは他人にも自分が読んだ本を薦めたがるもの。しかも、自分が推薦した本をちゃんと読み、後で感想でも言われたら悪い気はしない。さすがは元営業マン。人間の機微を熟知している。 「松下幸之助っていったら、特に…

文藝春秋本社(左)と司馬遼太郎

二極化・格差社会の真相

「文春」松井社長に安倍批判の真意を聞いてみた

かつて司馬遼太郎さんは、文芸春秋を“風呂敷雑誌”と呼んでくれた。森羅万象の何でも包み込んで、自在に形を変える」 ――それでこそ文春なんです。座標軸がズレ過ぎ、論争が感情的な人格攻撃になってしまいやすい時代ではあるけれど。 「風呂敷なんだから、(そこからはみ出ない限り)何だってアリなんだよ。頂門の一針。みんながワーッとこっちに流れてる時、ちょっと待ってくれよ、と。だか…

西日本高速道路の石塚由成社長

社長の本棚

西日本高速道路・石塚由成社長の興味は五木寛之から床本まで

このシリーズも面白くて、けっこう読みましたよ」 ■成果と失敗について考えさせられる小説が面白い 司馬遼太郎も一通り読んでいる。中でも記憶に残るのは、「胡蝶の夢」。幕末から明治維新にかけての医療を通じ、身分制度の問題を描いた作品だ。 「主人公の島倉伊之助と同じ佐渡の生まれなもんですから、先輩に『これ、あんたのところの人じゃないの?』と渡されました。長崎の医学伝習所で働…

松本弘一さん

社長の本棚

「サカエ」松本弘一社長は「坂の上の雲」が愛読書

司馬遼太郎さんの戦国時代や幕末の本は読んでいたのですが、近代日本のものは初めてでした。秋山兄弟など登場人物はみんな志を持っていた。それが西欧列強に追いつけ、追い越せという国の志と一致していて、彼らがその実現を目指して切磋琢磨する姿が、ニッチの分野でも、オリジナルの技術で世界で戦おうという自分と重なったのです。自分が目指しているのは間違いないとも思いました。それで面白…

イラスト・若生圭汰

嫉妬、憎悪…コンプレックスの日本史

切腹&暗殺! 「新撰組」は消滅まで隊士40人以上を粛清

栗塚は司馬遼太郎原作「燃えよ剣」(同、70年)でも土方を好演している。 NHK大河ドラマ「新選組!」は2004年の放送。近藤勇を香取慎吾が、土方歳三を山本耕史が演じた。切腹した山南敬助は堺雅人、伊東甲子太郎は谷原章介だった。 映画では66年に「燃えよ剣」が栗塚主演で映画化。市村泰一監督は原作にない武家の娘と土方の情交などを取り入れて娯楽性を高め、新撰組が池田屋事件で…

5年前、社員の共有スペースに作成

社長の本棚

【VOYAGE GROUP】宇佐美進典社長兼CEO

『ローマ人の物語』もそうですが、これらの本は、なぜある出来事が起きたのか、これから何が起きるのか、今のどの時点に似ているのかなどを考える上でとても役に立ちます」 ■中学時代は星新一、高校では柴田練三郎に夢中 小説では村上春樹や司馬遼太郎、宮部みゆき、伊坂幸太郎、ジェフリー・アーチャーなど。中学時代は星新一に、高校では、「どてらい男」などの花登筺や柴田錬三郎に夢中にな…

和崎信哉会長 71歳

語り部の経営者たち

WOWOW和崎信哉会長 制約が多い方が面白い番組できる

私が松山に赴任中に司馬遼太郎さんが『坂の上の雲』を書いています。東京に来てから本を読んだのですが、私も秋山兄弟や正岡子規については知っていました。でも司馬先生のようには掘れなかった」 番組の企画制作でも「できるだけ制約を多くする」という。そうなると深掘りせざるを得ず、結果的にいい番組ができるためだ。 「私も自由にやれれば面白いものができると思っていました。でも、そう…

ミック・ジャガー(写真)のデモ参加映像も

戦争映画よりリアル NHK「新・映像の世紀」は迫力度満点

「NHKスペシャル」は、原発事故や先週の「司馬遼太郎思索紀行」など、現代の問題や故人の回想録までさまざまな特集を組んでいるが、「新・映像の世紀」は世界史、特に世界の戦争を扱っていて、映像がすごい! 昨年10月、「百年の悲劇はここから始まった 第1次世界大戦」からスタートし、12月の「時代は独裁者を求めた 第2次世界大戦」では、心中した愛人の遺品から発見されたヒトラ…

政治改革の志は捨てていない

あの人は今こうしている

執筆した小説が映画に 姫井由美子氏「不倫騒動は解決済」

「ワタシの政治家としての信条は司馬遼太郎さんの小説のタイトル通りの『翔ぶが如く』。国を憂い、居ても立ってもいられない行動こそ、ワタシの原動力なんです。国民の生活を守り、国民のための、弱者にも優しい生活が実現するまで走り続けますよ、絶対に」 事務所近くの自宅に夫、28歳の長男、26歳の長女と暮らす。…

杉田成道さん

社長の本棚

【日本映画放送】杉田成道社長

日本がなぜ、負けると分かっている太平洋戦争をはじめたか、長年の疑問が少し解けた気がしました」 小説では向田邦子、藤沢周平、司馬遼太郎らのほか、東山彰良に又吉直樹ら話題の名前も。 「東山さんの『流』は最近で一番面白かった」と言いつつ、「年をとったら新しい本はいらないという話を聞いて『カラマーゾフの兄弟』を読み返したんです。なるほど印象が変わって面白い」と、読書話は尽き…

司馬遼太郎がダントツ

正月休みに必読? 企業の社長たちが愛読する本はコレだ

村上春樹、藤沢周平、北方謙三らが定番の人気だが、やはり司馬遼太郎が“強かった”。ほぼ4人に1人が名前を挙げた。中でも「坂の上の雲」が一番。 「軍事とビジネスは似ていると思う。限られた人とカネをどこに投入し、相手に勝つかという意味で」(オリックス生命・片岡一則社長) 「青雲の志が伝わってくる大好きな小説」(三菱UFJニコス・井上治夫社長) 2人とも3、4回は読み返し…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のスポーツ記事