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西室泰三特集

日本郵政の西村泰三社長

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

安倍政権の意向に逆らえず親子上場を強行

社長の西室泰三ら経営陣は9月下旬から10月上旬まで欧米に出張した。海外の機関投資家に経営戦略を説明し、大口投資をしてもらうためだ。 9月30日、ニューヨークで開いた主要幹事証券4社幹部との懇親の席で、西室が「ゴールドマンはやる気があるのか」と漏らし、座が凍り付いたと日経が暴露している。ゴールドマン・サックスが郵政株の投資に慎重な姿勢を示したからだ。 欧米の機関投資…

影響力は絶大(西室氏)

野村不動産HD買収へ 日本郵政に囁かれる西室前社長の呪縛

日本郵政の前社長で、東芝のドンといわれる西室泰三氏(東芝元社長)のカゲだ。 西室氏は東芝時代に、米ウェスチングハウス社の買収に暗躍し、日本郵政では豪トール社買収を主導した。両案件とも巨額損失につながっただけに、西室氏の責任を問う声も市場関係者からあがっている。 とはいえ西室氏はすでに経営の第一線から退き、療養中と伝わる。今回の日本郵政による野村不動産買収に口出しする…

“東芝の天皇”とも呼ばれた

東芝に続き…日本郵政の巨額損失招いた西室元社長の罪

ダラダラと損失を処理するより、よっぽどマシでしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏) ■「悪材料がまだあるのでは…」 一方で、トール社買収を主導した人物が、西室泰三元社長だったことから、市場がざわついている。 「西室氏といえば東芝の元社長です。“東芝の天皇”とすら呼ばれ、その影響力は計り知れません。東芝が不正会計に手を染めたキッカケとされる経営トップの人事抗争をつくり出…

長門社長は役員報酬カットで幕引き狙い

巻頭特集

社長に退陣勧告 巨額損失でも責任取らない日本郵政の迷走

巨額減損の原因は先代の西室泰三前社長が子会社化した豪物流トール・ホールディングスの業績悪化とされているが、真相はヤブの中だ。日本郵政は15年5月に約6200億円でトールを電撃買収。英フィナンシャル・タイムズが「49%のプレミアムをのせた」と報じたほど高値掴みだったうえ、当初から大損のにおいがプンプンしていたというのである。 経済アナリストの菊池英博氏はこう指摘する…

華々しいスタートだった(西室氏)

プロはこう見る 経済ニュースの核心

日本郵政 4000億円減損処理に金融界で飛び交う「案の定」

日本に閉じこもって物流企業が成り立つ時代は終わりだ」 日本郵政の西室泰三社長(当時=現東芝名誉顧問)が会見でこう怪気炎を上げたのは15年2月のことだった。郵便・宅配便事業を手掛ける傘下の日本郵便(JP)を通じ、豪州の国際物流大手、トール・ホールディングスを買収することに成功したのだ。それからわずか2年余り。今度はそのトールを巡って4000億円近い減損処理を余儀なくさ…

“忠臣”(西室前日本郵政社長=左と東芝・室町社長)

ちらつく「ドン」の影 後任社長人事に透ける東芝の“病巣”

長らく「東芝のドン」として君臨していた西室泰三・前日本郵政社長(80)の“影”もちらついている。 綱川氏は79年に入社以来、医療機器事業の企画や営業を担当。キヤノンに6655億円で売却した医療機器子会社の社長も務めていた。 「白物家電事業を中国に売却した東芝の経営再建は、半導体、原子力、エレベーターなど社会インフラの3本が軸になる。医療機器出身の綱川さんはまるで“畑…

苦しい時の池田頼み

プロはこう見る 経済ニュースの核心

ゆうちょ銀・池田新社長 “咸臨丸”の船長が目指す地銀連携

そして今、病に伏した日本郵政の西室泰三社長の後任となった長門正貢社長の“後釜”として急きょ、ゆうちょ銀行社長に就いた。まさに「苦しい時の池田頼み」の人事だ。こうした池田氏の有為転変の人事を、古巣の地銀関係者は熟知している。「池田氏が社長のゆうちょ銀行とは組みたい」(ある地銀幹部)という声は少なくない。 天敵同士が連携する日も近いかもしれない。…

本業に専念(室町社長)

企業深層研究

東芝 歴代“財界人”トップ招いた業績悪化

3社長の前任となる岡村正氏(77)は日本商工会議所の会頭、その前の西室泰三氏(80)は地方分権改革推進会議の議長などを務め、日本郵政社長として株式上場も果たした。 「西室氏は財界活動にかなり熱心でした。東芝で3人目となる財界総理を狙っていたはずです。西田元社長も経団連会長に意欲満々だった。業績悪化は、“財界人事”にうつつをぬかしたツケでしょう」(市場関係者) ■室…

西室日本郵政社長(左)と長門ゆうちょ銀行社長

マイナス金利直撃 トップ人事迷走で揺れる日本郵政の惨状

日本郵政のドン、西室泰三社長(80)は健康上の理由で2月上旬に入院した。病状は思わしくなく、4月1日にゆうちょ銀行の長門正貢社長(67)が後任に就くこととなった。長門氏は旧興銀(現みずほFG)の出身だ。 「すったもんだあったと聞いています。当初、日本郵政のトップは社外取締役から選ぶ方針で、かなりの人に声をかけたらしい。でも、ことごとく断られたとか……。社長代行の鈴木…

上がり目なし(西室社長)

NTT株と同じ道?「郵政株」下降一途で個人株主180万人悲鳴

IPOで買った人は、いち早く売った方がいいでしょう」(市場関係者) 日本郵政の西室泰三社長は上場前、「投資家に高値でつかませ、その後、暴落することがあってはならない。NTTの二の舞いにならないようにしたい」と言ったが、あまり信用しない方がいいかも知れない。…

日本郵政の西室社長

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

ベンチャー企業の息の根を止めた市場の番人の罪

西室泰三は人脈がすべての人間である。日米経済協議会会長を務めるなど、つながりは国際的だ。しかし、経営者としての評価は決して高くない。2005年6月、西室は東芝会長を退任して相談役に退くと同時に、東京証券取引所の会長に転身した。会長職は初めから財界人枠として用意されていた。絶対本命だった野村ホールディングス会長の氏家純一が断ったため、2番手候補の西室にお鉢が回ってきた…

日本郵政の西室泰三社長

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

持病は「財界総理」になりたい病

西室泰三についたアダ名である。名誉欲は人一倍強い。東芝会長になった西室が密かに目指したのが財界総理の座だった。東芝は第2代経団連会長石坂泰三、第4代会長土光敏夫を輩出したが、その後は新日本製鉄、東京電力、トヨタ自動車の経団連ご三家の時代が続いた。西室は東芝から3人目の経団連会長になるという野望を抱く。 会長に指名されるには、経団連の副会長か評議員会議長で、現役の社長…

日本郵政の歴代社長

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

東芝の闇将軍になった背景

室町も引責辞任する意向だったが、西室泰三がそれを押しとどめた。日本郵政社長の西室は、定例会見で「本人(室町)が辞めると言っていたが、私が絶対に辞めないでくれと頼んだ。1人はリーダーシップを取る人が必要なので残ってもらった」と、内輪話というか自慢話を披露。自分が東芝のキングメーカーであることを内外に宣言したのである。 室町は西室の一の子分だった。室町は半導体部門のエー…

郵政3社上場

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

ツキには恵まれていた「失格社長」

西室泰三は1935年12月19日、山梨県都留市で生まれた。実家は絹織物の染色業者。小学校に上がる前から朝食前に論語の素読をさせられた。名門・武蔵中学・高校から2年間の浪人生活を経て慶応義塾大学経済学部に入学。学生時代はバスケットボールの選手として鳴らし、オリンピックの強化選手になったことがある。在学中にカナダのブリティッシュコロンビア大学へ1年間留学した。 1961…

日本郵政の西室泰三社長

“妖怪”西室泰三の仮面を剥ぐ

財界きっての米国通に課せられたミッション

13年6月、政権に復帰した自民党・安倍政権によって財務省OBの坂篤郎・日本郵政社長が更迭されたのを受けて、社長に起用されたのが西室泰三だ。西室の社長としての初仕事がアフラックとの業務提携だった。安倍政権との連携プレーであることは言うまでもない。 外資(=米国)は儲からない郵便事業に興味はない。最終的な狙いは、かんぽ生命を手中に収めることだ。日本郵政グループの株式売…

反省ゼロ(9月の会見での室町東芝社長)

いまだ経団連ポスト保持 不正会計の東芝に「反省ゼロ」の声

経団連では土光敏夫氏が会長になったほか、西室泰三氏(日本郵政社長)や引責辞任した西田厚聡氏が副会長を務めた。経団連のリーダー的存在と自負しているから、少しでも関係を残しておきたいということなのだろう。ちなみに経団連の会費は事業規模や役職によって違うが、「会長企業で数千万円、役職に就いている大手企業なら千万円単位」(財界担当記者)という。 この件について東芝に聞くと、…

国際大学長の北岡氏と京大名誉教授の中西氏は“お友達” (C)日刊ゲンダイ

「戦後70年談話」有識者懇談会メンバーの危なすぎる発言録

座長に就く西室泰三・日本郵政社長(79)はともかく、他の懇談会メンバーは過去の発言を読む限り、安倍首相と考えが近い“右寄り”のお友達ばかり。 例えば、座長代理の北岡伸一・国際大学長(66)は、安倍ブレーンとしてメディアに度々、登場する人物だ。集団的自衛権の行使容認をめぐる有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の座長代理も務め、テレビに出演した際には…

西室社長は安倍首相とは昵懇の仲/(C)日刊ゲンダイ

黒田日銀に代わる官製相場 安倍政権がすがる「かんぽマネー」

しかも日本郵政の西室泰三社長(元東芝社長)は、小泉政権下だった06年に「社会保障の在り方に関する懇談会」の委員を務め、当時、官房長官だった安倍首相とは昵懇の間柄だ。西室氏の日本郵政トップへの就任も安倍政権の“指名”だった。 「週明けから年末まで、かんぽマネーが相場の主役に躍り出ることになるでしょう」(金融関係者) アベクロから“アベニシ”へ変わるだけで、歪んだ官製…

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