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生島治郎特集

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流されゆく日々

連載9931回 『裸の町』を読み返す

今回の集英社版では、故・生島治郎と同じ巻に収録されることになっている。このことをとても嬉しく思う。生島治郎、通称ジロちゃんは、大陸からの帰国者だった。フランスでアルジェリアからの帰国者が、ピエ・ノワール(黒い足)と蔑称されたように、引揚者もまた一種、差別された存在だったのだ。今ならさしずめ難民である。そんなわけで、私と生島治郎は、無言のうちに相通じるものがあって、…

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流されゆく日々

連載10073回 師走の街に風が吹く

篠山紀信、阿佐田哲也、長嶺ヤス子、野坂昭如、吉行淳之介、畑正憲、深沢七郎、徳川夢声、木村伊兵衛、藤圭子、福地泡介、羽仁五郎、水の江滝子、伊坂芳太良、日影丈吉、高橋和巳、武満徹、平岡正明、生島治郎、松永伍一、川鍋孝文、松本清張、柴田錬三郎、富島健夫、石川達三、高畠通敏などなど。その一年だけで登場する人名を、いまの人たちはどれだけ知っているだろうか。現在も健在で、現役と…

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流されゆく日々

連載10064回 今週読んだ本の中から

本田靖春、生島治郎、古山高麗雄、尾崎秀樹、日野啓三、梶山季之、三木卓、後藤明生、など40年以上のつきあいのあった人びとも少くない。三木卓とは大学のロシア文学専攻時代からの仲間だったし、後藤明生は私が平凡パンチに連載小説を書いたときの担当編集者でもあった。しかし、共に福岡県人で、北朝鮮からの引揚者であり、生年も1932年と同年、大学も露文と、あらゆることが重なってい…

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流されゆく日々

連載9868回 人は死後どこへいくか

故・生島治郎がしきりに彼を高く買っていて、芥川賞を受けたその授賞式の後、彼を麻雀に引っぱりだした。 「芥川賞の賞金を全部まきあげてやる」 と生島は凄んで、私は一緒に麻雀を打った。さぞかし迷惑だったにちがいない。だが、高橋三千綱は、ひと言も文句を言わず、私たちとつきあってくれた。「男だなあ」と三千綱の横顔を見ながら思ったものだった。 剣道をやっていた人間らしく、われ…

グリーン黙示録

忘年ゴルフの想い出

先輩の古山高麗雄、城山三郎、同輩の佐野洋、半村良、生島治郎らの球友とプレイした想い出が年末になると胸に甦ってくる。打ちおさめで泊りがけの忘年ゴルフをしたものだったが、最近は歩くのがおっくうになり、つきあってくれる人も減ってきた。それでTVでゴルフ番組を見ようとするのだが、残念なことにそういう番組もなくなってきた。女子プロが出るのはあるが、何となく見てもおもしろくな…

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