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満州国の関連ニュース

佐高信氏

週末オススメ本ミシュラン

【特別編】首相の背後霊の悪を見極める必要

それは不気味な輝きさえ持つ悪さであり、旧満州国に集約される。俗に「2キ3スケ」といい、東条英機、星野直樹の2キと、松岡洋右、鮎川義介、そして岸信介の3スケが中心となって大日本帝国のカイライである満州国を牛耳っていたといわれるが、当然、東条らと共にA級の戦争犯罪人となるべきなのに、敗戦近くなって東条と衝突したために、それを免れ、ついには首相になってしまった岸の悪辣さを…

週末に読みたいこの1冊

「五色の虹」三浦英之著

日中戦争当時、日本が満州国の首都・新京に設立した「建国大学」。五族協和のスローガンを実践する実験場かつ広告塔としてスタートしたこの大学は、日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアのエリート学生が共同生活し、当時としては異例の言論の自由が保障された国策大学だった。学生同士の激しい議論により、政府が掲げる理想の国の矛盾をいちはやく見抜いた学生たちは、満州国崩壊後、過酷な運命に…

少なくとも8人のケガ人が出た(地震状況の会見をする韓国気象庁)

韓国で史上最大規模地震 歴史が語る日本への飛び火リスク

「1944年にM7.9の『昭和東南海地震』が中部・東海地方を襲った直後、当時の朝鮮と満州国の国境付近でM6.8の巨大地震が起きました。その後、地震は朝鮮半島から再び日本に戻ってきて、1946年、紀伊半島沖でM8.0の昭和南海地震が発生します。軍部の箝口令と戦後の混乱で、被害の全容がなかなか判明しませんでしたが、連動の一例といえるでしょう」(保立道久氏) 歴史は繰り…

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流されゆく日々

連載10135回 ニュースのバブルから

満州国を成立させたときも、そのスローガンは「五族協和・王道楽土」だった。漢・満・鮮・蒙・日などの多民族が協調共存して暮らす新天地、といううたい文句だが、実体は関東軍指導下における一種の植民地だったといっていい。当時、多くの若者たちが夢を託して満蒙の大地へ渡ったが、その実体に幻滅して去っていった例は少くない。 ナショナリズムをどう考えるか、今後、大きな課題になって…

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流されゆく日々

連載10101回 アメリカ・アズ・No1

満州国を建てたとき、言葉だけにせよ「五族協和」というスローガンが若者たちの夢をかき立てた。漢人、満人、蒙古人、ロシア人、そして日本人が合衆国を形成する。偽りのスローガンだったとしても、そこには満蒙合衆国のプランがあったのだ。 (この項つづく) ――協力・文芸企画…

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流されゆく日々

連載10083回 陰謀論というけれど

満州国の成立など、まさに陰謀そのものといっていいだろう。 私が小学生だった頃、『日米もし戦わば』とか、その手のいろんな本が父親の机の上にあった。まだ太平洋戦争が始まるかなり前のことだ。 いまにして思えば、当時はその手の陰謀論と見なされそうな本が、いろいろ出ていたように思う。日米戦争そのものが、さまざまな陰謀に包まれていることを誰も否定できないだろう。 ここで問題にし…

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流されゆく日々

連載10053回 戦前 戦中の短い記憶

私が生まれた1932年(昭7)は、満州国建国の年だ。五・一五事件があり、ヨーロッパではヒトラーの躍進があった。それからの10年足らずが、いわゆる戦前期といっていいだろう。国民歌謡の全盛期である。新聞社や出版社が争って国民歌を公募して、人びとは争ってそれに応じた。ある意味では、歌の全盛時代といっても差支えあるまい。 (この項つづく) ――協力・文芸企画…

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流されゆく日々

連載10037回 昭和ヒトケタ派の残影

昭和7年(1932)だけを見ても、満州国建国をはじめ血盟団事件、五・一五事件など大変な時代だった。テロ、不況、弾圧の時代に生まれて、戦争、敗戦を体験して育った連中だから行儀が悪いのは当り前だ。いわば戦後の浮浪児の生き残りなのだから。 (この項つづく) ――協力・文芸企画…

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孤独の映画

「戦争と人間」第一部(1970年 山本薩夫監督)

時代は張作霖爆殺事件が起きた1928年から32年の満州国建国前夜。中国に駐留する関東軍と彼らを後押しする伍代財閥の暗躍のほか朝鮮人の抗日民族闘争、労働運動弾圧など日本の暗黒時代が広範囲に描かれる。 大きな事件は張の暗殺と満州事変だ。軍人は戦争を仕掛けたくて仕方がない。満州事変(31年)の際、現地の外交官(石原裕次郎)は「今が日本の運命の決定的瞬間だ」と暴発を止めよ…

正月の元日以外休みなしの多忙ぶり

この人に密着24時間

平田オリザさん “下り坂”の人生後半は途上国で後進指導を

最近は船戸与一さんの『満州国演義』が良かった。渾身の遺作ということが伝わりました」 そのスケジュールは劇団HPの「主宰からの定期便」で読める通り、早朝から深夜までビッシリの上、文字通り、日本全国を飛び回る日々だ。 「ストレスを感じることはなく、休みが欲しいとも思いません。日ごろから劇団や大学で若い人たちの元気をもらっているのがいいのか、人間ドックで胃カメラをのんだ際…

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流されゆく日々

連載9911回 生まれ変りは可能か

その前の年に満州事変が勃発し、7年には満州国が建国された。その中での国民的熱狂が東京音頭の空前のブームを支えていたのである。(この項つづく) ――協力・文芸企画…

(筆者所蔵のアルバムから)

父・角栄をおもえば

戦争体験を聞くと「切ないねえ」とポツリ

「私も昭和14年から15年いっぱい、1年有半にわたって満州国境で一兵卒として勤務したことがございます。しかし、幸いにもその中で私は人を傷つけたり殺傷したりすることがなかったことは、それなりに心の底でかすかに喜んでおるわけでございます。 私は中国大陸に対しては大きな迷惑をかけたという表現を絶えずしております。迷惑をかけたことは事実である、やはり日中国交正常化の第一番…

週末オススメ本ミシュラン

侵略戦争の責任を裁かないニッポン人の罪

たとえば昭和天皇であり、満州国を「自分の作品」と言った岸信介である。しかも、彼らはそのまま戦後を生き、岸は復権して首相にまでなった。 「侵略戦争の最高責任者を、ニッポンという国のひとびとはけっしてみずから責問し、みずからの手で裁こうとはしなかった。なぜなのか。おかしい。実に奇妙である。社会学的にも、歴史心理学的見地からも精神病理学的にもおかしい」 こう嘆く辺見は「も…

1段20冊×高さ10段の棚が壁の四方に

プロの本棚

内田樹さん(神戸女学院大名誉教授・作家)

ドイツ、イタリア、ブルガリア、ルーマニア、ビルマ、インド、中華民国南京政府、満州国と数えていくと十数カ国もある。僕たちは日本とドイツの比較論でしか敗戦の総括について語りません。他の敗戦国は敗戦をどう総括しているか興味があってこの本を手にしました。これを読んだら、イタリアを敗戦国とし、フランスを戦勝国とするのは、論理的に無理じゃないかと思うようになりました。イタリアは…

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NEWSを読み解く今週のキーワード

【イスラームを知る】急速に存在感を増すイスラーム。これまでなじみ薄い日本人にも必須のイスラーム世界情報だ

昭和に入ると満州国建設の機運をにらみつつイスラーム世界への接近を図る右翼の跳梁が目立つようになった。写真の多い便利なムック。(洋泉社 1300円+税)…

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観ずに死ねるか

人間の條件(1959年~61年 小林正樹監督)

尊敬するお爺ちゃんは満州国総務庁次長を務めた。祖父から「おまえはエラい!」とホメられたいだけの孫は中国侵略をどう総括するのか。そもそも本作を見たことがあるのか。あるなら感想は……? (森田健司)…

ユネスコに噛みついた菅官房長官

軍部を彷彿させる安倍政権 ユネスコに“イチャモン”の傲慢

我を通したいがために国際機関に噛みつくという傲慢さは、かつて軍部が満州国をつくり、それを国際社会から批判され、国際連盟を脱退した当時の日本を彷彿させる。そして日本は戦争へ突き進んでいったわけです。いまは『1億火の玉』ならぬ『1億総活躍』。マイナンバー制度で国民をコントロールしようというのも、当時の日本と根っこは同じように感じますね」 安倍政権は今後、ユネスコに制度の…

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怒怒哀楽劇場

安倍内閣も戦争に参加したらきっと終わらせられない

9日の深夜0時が過ぎると、今度は、原爆投下に負けじと勢いづいたソ連軍までが満州国境に侵攻してくる事態となって、日本はどうしようもないボロボロの状態に追い詰められた。 世界情勢をまったく知らないまま、侵攻される直前までソ連に和平の仲介を頼っていたアホな日本政府に改めて呆れさせられる。 「この際、ポツダム宣言を受諾するしかない」「いや、丸のみ鵜のみでは天皇制という国体が…

宝田明氏は半生を舞台に

俳優・宝田明氏 「反戦がテーマのゴジラを国会で上映したい」

「当時僕は小学生で旧満州国のハルビンに住んでいましたが、終戦とともにソ連軍がなだれ込んできた。近所の奥さんが襲われているところも目撃したし、それが原因で彼女は精神をおかしくしてしまった。結局戦争というのはね、戦闘員だけでやるわけにはいかないんです。どうしたって無辜の民にまで累が及び、虫けらのように命を落としたりする。戦後生まれの議員には、そこをもう一度勉強し直して…

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