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杉原輝雄特集

1打差2位に「これ以上は無理だ」と池田(左は初優勝のケプカ)

谷原抜き首位浮上も…池田勇太に問われる賞金王の資質

杉原輝雄プロは“決して殴り合いじゃないがゴルフは格闘技”と、試合中は常にポーカーフェースだった。プロは皆、どこかに古傷を抱えながら戦っているが口には出さない。戦っている相手に左肩が痛いと弱みを見せれば不利になる。それに熱戦を期待している観客にも失礼。あんなアイシングしている姿を見せられたら、応援する方も力が入らなくなります」(前出の菅野氏) そういえば池田は大会初日…

故杉原輝雄プロは並の精神力ではなかった

「切迫感がない」 日本人プロはなぜスゴみを失ったのか

「家庭が貧しく、中学を卒業してそのままキャディーになった杉原輝雄など、ゴルフをするしか生きていく道がなかった。早朝から日が暮れるまで、ひたすらパットの練習を繰り返す杉原の姿を見たトップアマの中部銀次郎が、とてもかなわないと舌を巻き、プロ転向を断念したほど。並の精神力ではなかった。樋口久子にしてもテレビマッチ中、姿が見えないと思ったら、近くの練習場で寸暇を惜しんでシ…

ピンチにも表情が変わらないイ・ボミ

ミスで表情変わる日本女子プロはイ・ボミに絶対かなわない

ミスしても何でもないような顔をしていないといけない」 杉原輝雄はそう言ってポーカーフェースを押し通し、身長160センチの小さい体で63勝(うち海外1勝、シニア8勝)をあげた。 (日本ゴルフジャーナリスト協会顧問)…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄曲がるラインでも打ち出しはストレート

しかし、杉原輝雄にいわせると、ショットと同じようにパットも、正確に打つための練習なのだから、ボールを真っすぐ転がせるスペースがあれば、カーペットでもどこでもできるというのだ。 ショットの練習は、スイングを良くするためであるから、ネットまで100ヤードもあれば、どんなショットを打っているか自分で分かる。ショットの練習は狭いインドアでもみんなやっている。 同じように、…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄ダフリチェックはマット右端にボールをセット

土を削れない練習場で、アイアンのインパクトを自分でチェックする方法を杉原輝雄に教わったことがある。 「マットの右(後ろ)端にボールを置いて打てば分かる」と言うのだ。 ■手で打つ込まない ただし、あまり後ろ端にボールを置いてダフるとマットの角に当たって手首を痛める恐れがある。だから、ショートアプローチの練習は出来ても、一般アマチュアにはフルショットは無理だと思う。 …

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄ダウンブローはオープンスタンスが基本

ボールが浮いていても沈んでいても、ティーアップして打つときでも、杉原輝雄はアイアンを持ったらすべてダウンブローだと言った。 ダウンブローとは、クラブヘッドがまだ下降しているうちに、ボールをヒットしてからターフ(芝)を取っていく打ち方のこと。 それには「まずハンドファーストに構えることだ」と杉原は言った。ハンドファーストとは、アドレスでクラブヘッドより手を前に構えるこ…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄 グリーンを狙うFWはダウンブローに打つ

しかし、フェアウエーウッドの名手、杉原輝雄は「フェアウエーのショットはウッドもダウンブロー」と言った。 杉原は3番(スプーン)、4番(バフィ)、5番(クリーク)と3本のフェアウエーウッドをバッグに入れていた。 3番ウッドはロングホールで3打目につなげるために使うことが多いので、「芝の状態がよくボールが浮いているときは、ドライバーのように払うような打ち方をして距離を稼…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄飛ばしはボール位置が左足土踏まずの前

両足かかとの幅と肩幅が同じ広さになるという意味だが、杉原輝雄のスタンスは肩幅より広い。 「ドライバーでバランスを崩さずにスイングし、最大限のヘッドスピードを出すには両足かかとの内側に両肩が入るぐらいのスタンス幅がよい」と言っていた。 自分に合ったスタンス幅を見つけるには、いろいろスタンス幅を変えて素振りをしてみれば分かるという。ドライバーで素振りをすると、ビュンと…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄両膝の高さはダウンからフォローまで同じ

杉原輝雄は「ゴルフスイングは下手投げのピッチャーに似ている」とよく言った。 右投げのピッチャーは上半身を前傾したままひねっているが、右手の上げ方はゴルフのバックスイングによく似ているという。 杉原自身、ゴルフを始めた頃は、アンダースローでボールを投げるようなイメージでバックスイングを練習したと言っている。 ■突っ張らず余裕を持たせて振り抜く 下手投げのピッチャーを…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄 体が十分に回れば「ヘッドアップ」しない

どうしてヘッドアップするのか? と昔、ゴルフ雑誌の取材をしたとき杉原輝雄に聞いたら、「誰がそんなことを言った? そんなことを言うやつには教わるな」と真顔で言っていた。 そもそもヘッドアップというのは、単にインパクトで顔が起きたり頭が上がることではなく、バックスイングで体が回っていないためだというのだ。 バックスイングで頭を動かすまいとして、ボールに顔を近づけようと…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

杉原輝雄ボールから顔を背けて体を大きくひねる

■手首をあまり使わず体の回転でスイング しかし、杉原輝雄は、オーバースイング気味の若いプロを見ると、「直さなあかん」とよく言っていた。 トップでヘッドが垂れ下がるのは無駄な動きだというのだ。少しでもオーバースイングになると、トップからダウンスイングに移るとき、タイミングを合わせるのが難しいと言った。 杉原はドライバーでもトップでシャフトが水平にならずに、45度ぐら…

杉原輝雄

内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密

杉原輝雄 インパクトの再現性が高い五角形スイング

言うまでもなく関西ゴルフ界に君臨した杉原輝雄プロです。 早いもので、杉原さんが亡くなられてから、もう5年目になります。 それでも、あのスイングが僕の脳裏から消えないのは、しっかりとした自分独自の“形”をつくり上げていたからに他なりません。 男子ツアーは25勝をマークすると永久シードが付与されます。杉原さんが25勝目を挙げたのは1989年のダイワKBCオーガスタでのこ…

室田淳

内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密

【室田淳】62歳でも飛距離が衰えないストロンググリップ効果

これはジャンボさんと杉原輝雄さんが持つ57歳の最年長賞金シードを塗り替えるものでした。 ストロンググリップでは脇が締まらないという人にはお勧めしませんが、年のせいで飛ばなくなったと思っている方は、この力の入るグリップを一度試してみてください。 (構成=ゴルフライター・武蔵野千)…

芝目に負けなかった青木のパット

プロツアー激辛情報

柔らかいグリップとストロークでは強芝目グリーンは苦戦

杉原輝雄やジャンボ尾崎もフォローを止めるようなパットだった。今、日本で活躍している選手の中では池田勇太はしっかり打っている。彼なら芝目の強いグリーンでも平気だと思う。 村上が日本と名のつく4大競技を年間制覇したのは「左手をもっとしっかり持て」と、戸田藤一郎にパットのグリップを教わってからだ。 「左手をしっかり持ってグリップを緩めずに、手とヘッドを一緒に動かさないと、…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

戸田藤一郎フィニッシュは右肩を左足線上まで振り切る

背の低い日本人が、ドライバーで頭をまったく動かさずにバックスイングするのは難しい」 そう言って、戸田藤一郎はバックスイングで頭を右に動かす代表的な例として中村寅吉、杉原輝雄、安田春雄、樋口久子などの名前をよく挙げた。 そして「非力な日本人はボールを遠くへ投げるときのように、バックスイングで右に頭を動かすぐらいのほうがよい。右に動かした分だけ、ダウンスイングで左に戻し…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

戸田藤一郎ダウンスイングは右足が動かないよう我慢

戸田の初優勝は19歳のときの関西オープンで、57歳のときには杉原輝雄をプレーオフで破って関西プロを制している。50歳を過ぎてからは、日本プロシニアを5連勝している。 「右手打法」が戸田のトレードマークになっているけれど、「ダウンスイングで右ひざは動かさずに前に向けておいて、左足を踏み込んで左ひざで振り下ろしてくる」と言った。 だから、ダウンスイングの写真を見ると必…

鈴木愛

プロツアー激辛情報

最終日首位でスコア崩す 鈴木愛の弱点は喜怒哀楽の激しさ

昔、杉原輝雄は表情をまったく変えないので、ポーカーフェースといわれていた。そのことを本人に「意識してやっているのか」と聞いてみたことがある。 「ミスをしたとき弱みを見せれば相手にスキを与えるし、ミスをしたとき、嫌な顔をすると必ずゴルフが悪くなっている」と言っていた。 九州の鷹といわれた鈴木規夫が短いパーパットを入れると、胸のあたりに手をやってしびれたふりをしてギャ…

イラスト・渡辺隆司

いま役立つ名手の技

宮本留吉 フェースは返さず目標方向に振り抜いて飛ばす

茨木CC所属で、宮本の孫弟子に当たる杉原輝雄も「フェースを返さない」と言った。 杉原を取材したとき、フェースの向きについて聞いてみたことがある。 「バックスイングで体を右に回してやれば、一緒にフェースも右を向く。フォロースルーで体を左に回してやればフェースも左を向く。フェースだけ見ていると、バックスイングでフェースが開いて、フォロースルーでフェースが閉じているよう…

イラスト・ボギーマン

「シンプル思考」で上手くなる

トップで一瞬止まって見えても下半身は止まらない

杉原輝雄のスイングもそうだった。だから彼のスイングは、トップでクラブにトンボが止まることができるとよくいわれたものだ。松山英樹のスイングも、トップで止まっているように見える。 しかし、本当に止まっているわけではない。たとえば空中に何かを放り上げると、上がりきったところで一瞬止まって見えるけれど、実際は動いている。それと同じような現象が、スイングにも起きているという…

名手と呼ばれた故・杉原輝雄プロ

グリーン黙示録

ゴルフも大相撲も

ゴルフ史はしばしば現代史とつながっているのだが、関西オープンは、故杉原輝雄らの名手を育てたが、関東オープンは再建されていない。先週の関西オープンに初出場で勝った韓国人プロのチョ・ビョンミンの記事を読みながら、右のような過去の出来ごとを思い出したわけだが、それにしても去年の賞金ランクトップは、男女とも外国人プロ。もっとも、国技という大相撲だって、もう何年も外国人がナ…

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