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「夏目漱石 小説」に関する記事

週末オススメ本ミシュラン

偉人のことが短時間で分かる知のトレーニング書

それは歴史上の人物にしても同じで、私は明智光秀や坂本龍馬については知りたかったが、1000円札の肖像となっていた夏目漱石については特に興味はなかった。多数のヒット小説を出した以外、業績もよくわからなかった。だが、俄然、夏目漱石に関し、本書を読むことで興味が湧いたのである。 〈日本ではエリートであるはずの自分が、英国の社会においては「日本人である」というだけで軽く見ら…

ザッツエンターテインメント

世界の名著ダイジェスト版特集

(祥伝社 1500円+税) 夏目漱石の「坊っちゃん」や尾崎紅葉の「金色夜叉」、小林多喜二の「蟹工船」など、学生時代に教科書で少しだけかじった名作を、10ページ程度の漫画にまとめた本書。 文学作品は、だいたいのあらすじは知っていても、しっかりとは読んでいないために結末が分からないという作品も多い。本書では、椅子の魅力に取りつかれた男の最後に驚かされる江戸川乱歩の「人間…

漱石役の長谷川博己と妻役の尾野真千子

ドラマ「夏目漱石の妻」 メリハリ芝居で素顔の文豪を造成

夏目漱石が亡くなったのは1916(大正5)年のこと。今年は没後100年となる。NHK土曜ドラマ「夏目漱石の妻」は、まさに妻・鏡子を軸にして描く夫婦物語だ。脚本はベテランの池端俊策。原作は鏡子の語りを筆録した「漱石の思い出」(文春文庫)である。 漱石を演じるのは、映画「進撃の巨人」「シン・ゴジラ」など話題作が続く長谷川博己だ。英国留学で顕在化した神経症や、小説家への夢…

イラスト・児玉泉

失敗と成功の日本史

猫と小説で神経衰弱から快癒した夏目漱石

処女作が大ヒットといえば思い出すのが、明治の文豪・夏目漱石(1867~1916)です。漱石は神経衰弱を患い、小説を執筆することでこの病気を治したといわれています。 漱石は東京帝国大学英文科を卒業し、愛媛の松山中学(現・松山東高校)や熊本の第五高校(現・熊本大学の前身)の教師を経験したのち、33歳で英国留学を経験しました。ところがこの留学により、漱石は孤独と勉強の重…

作家でありながら現役バスガイドも続ける花房観音さん

プロの本棚

作家・花房観音さん 20代後半に出会った団鬼六作品との縁

「作家になってから谷崎潤一郎や夏目漱石、三島由紀夫など近現代文学をよく読むようになりました。それらや、源氏、平家、今昔、宇治拾遺の古典には文学の基礎がありますからね。先般、名作を本歌取りした官能短編集『花びらめくり』(新潮文庫)を出版しました。タイトルを見てもらうと分かりますが、『卍』から『卍の女』を、『それから』から『それからのこと』を『仮面の告白』から『仮面の…

漱石作品のファンは絶えることがない

没後100年…漱石作品から「生き方のヒント」を再び学ぶ

今年は夏目漱石没後100年。2月9日は漱石の誕生日だ。漱石といえば、その作品の多くが教科書に掲載され馴染みがある半面、“ザ・文学作品”の印象を持つ人も多いだろう。しかし、「もともと文豪というよりも人気流行作家として認識されていましたし、新聞連載小説を手掛けていたこともあって、読ませる仕掛けが豊富。実はエンタメの要素が多いんですよ。また出世から外れた人などを主人公に据…

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HOT Interview

物語人生論「心の力」が話題 姜尚中氏に聞く

夏目漱石の「こころ」と、ドイツの文豪トーマス・マンの「魔の山」という100年前に書かれた東西のふたつの書から、今の時代を生きるためのヒントを引き出した本書「心の力」(集英社 720円)を上梓した姜尚中氏に話を聞いた。 ■凡庸な人間の中にこそある「心を太く育てる力」 題材となっている夏目漱石の「こころ」が刊行されたのは、第1次世界大戦勃発の年(1914年)。一方のトー…

人生ナナメ読み文学講義

個人的な恨みは仕事で社会的にリベンジせよ

夏目漱石と並び称される文豪にして陸軍軍医総監、文系、理系の対極的な2つの分野で頂点を極め、輝かしい足跡を残した森鷗外。日本文学界きってのエリート中のエリートだ。鷗外を読んでいるというだけで、(小難しそうだけど)すごそうと思わせる。だが内容は深くとも、文章はすっきりしていて、後期の短編などは読みやすくて面白い。中世の伝説を小説化した「山椒大夫」などはその代表格だ。 時…

樋口裕一氏

著者インタビュー

「名著の読書術」樋口裕一氏

しかも、繰り返し、何度も味わえるんですよ」 太宰治の「人間失格」も、夏目漱石の「こころ」も、ドストエフスキーの「罪と罰」も、かじってはみたものの、読破できなかった人は多いだろう。そんな人にピッタリの読書法がこれ。 「まず、ネタバレで読むのはフェアじゃないという罪悪感を捨てましょう。あらすじ本、簡易版、本の巻末にある解説、映画などでストーリーを把握してから読めばいいん…

「IQ84」発売当時/(C)日刊ゲンダイ

また落選でもメゲず…正統派「ハルキスト」の必要十分条件

好きな小説家は夏目漱石や吉行淳之介、嫌いなのは川端康成と三島由紀夫。影響を受けた作家は、スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、リチャード・ブローティガン、カート・ヴォネガット、レイモンド・チャンドラーら。当然、ハルキストなら、フィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」を読破している。 今回のノーベル賞落選で、職場でも元気のないハルキストたちがいるは…

元宮城県知事の浅野史郎さん

プロの本棚

浅野史郎さん 山本周五郎の「ながい坂」が人生を後押し

あれはうれしかった」 ■作家リストには池井戸潤の名も 東大時代は教養ゼミの授業を通じて、夏目漱石や三島由紀夫などを読み込んだ。リストには歴代の名作家が並ぶが、その中には池井戸潤や百田尚樹といった最近の作家も目につく。 「池井戸作品の一冊『空飛ぶタイヤ』は今思い返すと、燃費偽装問題で揺れる三菱自動車の話に通じるところがあって面白い。僕の読書スタイルは、ある作家を読み始…

姜尚中氏

著者インタビュー

「漱石のことば」姜尚中氏

ぼくは熊本なので、夏目漱石は小学生のときから馴染み深かったのですが、高校時代、引っ込み思案になった頃から本格的に読みだしました。漱石は何度読んでも『あ、こういうことだったんだ』という発見があります。ダヴィンチ・コードならぬ漱石コードがあって、あちこちに言葉を仕掛けています。それなのに、みんなスーッと読み飛ばしています。これほど読まれながら、実はよく読まれていない作家…

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文庫あらかると

「話虫干」小路幸也著

榛から見せられた図書館の蔵書である夏目漱石の「こころ」を開くと、途中からまったく異なった物語が展開していた。それが「話虫」の仕業らしい。「話虫干」とは、物語の中に勝手に入り込んで、その内容を勝手に変えてしまう話虫を虫干しすることだという。「こころ」の物語に入り込んだ糸井は、後に「K」と呼ばれる桑島や圖中(となか)の学友に、榛は後に「先生」の妻となる静さんのお花の先生…

土曜あらかると

「ディストピアとユートピア」山口謠司著

何度も挫折を味わいながら、生涯で9200首という膨大な数の詩を残した900余年前の中国の詩人・陸游の人生、小説で西洋的近代のなかで生まれてくる人々の知識と欲を描く一方、晩年、もっとも時間を費やした漢詩に東洋的な理想郷を求めていた夏目漱石、そして詩聖と呼ばれる杜甫など。各人の作品をヒントに、ユートピアについて考える。(dZERO 1900円+税)…

頭脳優秀な「データ班」が二松学舎大付のスタメンをすべて的中

センバツに衝撃 文武両道“偏差値70”松山東のユニーク教育

センバツ大会で“夏目漱石対決”と注目された対二松学舎大付戦を5-4で制した松山東。センバツ出場は1933年以来、82年ぶり。母校愛にも火を付け、OBが沸きに沸いている。 野球部OBで元大阪高検公安部長の三井環氏(70)は同校出身の元愛媛県警の仙波敏郎氏(66)らと、25日の試合をアルプスで熱狂観戦した。 「僕らのころは、部員が15人しかいない弱小チームで県大会は1回…

「テラハ」でブレーク (C)日刊ゲンダイ

ギャルだけど一味違う? “新種おバカ”で売る今井華の戦略

この日、「スマホはブルーライトで副交感神経を刺激するので、寝る前は本を読むようにしていた」「太宰治さんとか夏目漱石さんとか王道の小説を読みたい」と話すなど、二言目には「チョリース」の木下優樹菜(27)やペニオク詐欺で芸能界から消えた小森純(29)のようなおバカギャルとは一線を画す発言も。ギャルだけど「バカ」じゃないという新種のようだ。…

「ノラや」内田百閒著

夏目漱石門下の小説家であった著者による、猫にまつわる作品集。 ある日、一匹の野良猫が庭にすみ着くようになる。“ノラ”と呼べば“ニャア”と返事をするその雄猫を著者は大層可愛がるが、3月の寒い午後、ふらっと出かけていって帰らなくなってしまう。仕事も手につかず、風呂場のふたの上に寝ていたノラの姿を思い出し、悲しくて寂しくて10日以上も風呂に入れなくなる。 新聞に猫捜しの広…

(C)日刊ゲンダイ

【大人のためのオトナ本】生き方編 親父未満兄貴以上の叔父さんの出番だ

その他、夏目漱石作「坊っちゃん」の「おれ」から、ダメ男のすべてが備わった西村賢太作「どうで死ぬ身の一踊り」の「私」まで、23作に登場する彼らを反面教師に男の生き方を学ぶ。 (筑摩書房 1600円)…

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