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山田太一特集

ユーモアを交え思いを語る山田太一/(C)日刊ゲンダイ

「もうじき死ぬから…」山田太一が語った震災ドラマへの思い

その中で“花形”ともいえるテレビドラマ部門で最優秀賞に輝いたのは、「テレビ朝日開局55周年記念 山田太一ドラマスペシャル『時は立ちどまらない』」。続く優秀賞はNHK朝ドラ「あまちゃん」、奨励賞には「半沢直樹」(TBS)、「Woman」(日本テレビ)が選ばれた。在京キー局のうち、フジテレビの作品だけ選ばれなかった。 山田太一ドラマが放送されたのは、あらゆる3・11特番…

「光と影を映す」山田太一著

(PHP研究所 1200円+税)…

「月日の残像」山田太一著

(新潮社 1600円)…

“持ってる”女優/(C)日刊ゲンダイ

デキ婚で大ヒンシュクでもベタ褒め 黒木メイサの巨匠殺し

境遇の異なる2つの被災家族の心の機微を脚本家・山田太一氏(79)が描いた意欲作だ。 俳優陣も豪華。中井貴一をはじめ、柳葉敏郎、樋口可南子、岸本加世子、吉行和子、橋爪功、倍賞美津子とそうそうたる演技派が出演する中、“マドンナ”に抜擢されたのが黒木メイサ(25)。大津波で漁師のフィアンセを瞬時に失いながらも、2つの家族をつなぐ重要な役を演じた。コラムニストの桧山珠美氏が…

「女王の教室」で主演を務めた天海祐希

脚本家・遊川和彦の現在地

予定調和で終わるような人間ドラマは作りたくない

昔から倉本聰さんや山田太一さんに憧れていました。倉本さんのシンプルなセリフ回しに対し、山田さんは冗舌で理屈っぽい。アプローチこそ違いますが、お2人が描く「切なさ」は見る者の心に響くんですよね。あの世界観が好きで、なぜ俺はあんなふうに自分なりの色を出せないんだろうと、ずっと悩んできました。いつか山田さんが目の前に現れて、「おまえが書いているものを私は認めない!」とバ…

故・根津甚八さん

大高宏雄の「日本映画界」最前線

荒ぶる魂と優しさ 俳優「根津甚八」の尽きぬ魅力とは?

その数年前、山田太一の傑作ドラマ「男たちの旅路 墓場の島」に出演している。アイドル歌手になったものの、先行きが不安になり、引退の道を歩もうとする役柄だ。ここでも弱さが彼の存在をがんじがらめにする。 唐十郎の状況劇場の芝居では、小林薫をはるかにしのぐアイドル的な人気があったことをテント小屋で間近に見ている。いまにして思えば、当時の多くの女性ファンは、彼の演技からにじ…

故・根津甚八さん

大高宏雄の「日本映画界」最前線

荒ぶる魂と優しさ 俳優「根津甚八」の尽きぬ魅力とは?

その数年前、山田太一の傑作ドラマ「男たちの旅路 墓場の島」に出演している。アイドル歌手になったものの、先行きが不安になり、引退の道を歩もうとする役柄だ。ここでも弱さが彼の存在をがんじがらめにする。 唐十郎の状況劇場の芝居では、小林薫をはるかにしのぐアイドル的な人気があったことをテント小屋で間近に見ている。いまにして思えば、当時の多くの女性ファンは、彼の演技からにじ…

渡辺謙

渡辺謙「57歳の肖像」

何十年も働き続けた人に味がある

脚本の山田太一は、9・11や震災後、ゆとりがなく、息苦しくなっていくばかりの日本社会を描き出したのだろう。木崎を演じた渡辺謙はこう言う。 「社会が不寛容になっているのは肌身で感じますけど、これは日本だけのことじゃない。ヨーロッパはイギリスのEU離脱や難民問題でギスギスしているし、アメリカも広がるばかりの格差や大統領選で揺れ、不寛容は今や世界中で蔓延している社会の病で…

脚本家の山田太一氏

二極化・格差社会の真相

いまこそ、「泣いていいとも」という情愛が必要な社会

脚本は山田太一。「ああ軍歌」の執筆動機を、彼は「渥美清の泣いてたまるか シナリオ集4」(サンマーク出版、2005年)に寄せている。 「軍歌を歌えない人というものを書いてみようと思った。(中略)終戦後22年を数え、(中略)ノスタルジーで戦争を語るような風潮が現れてきたのである。ノスタルジーで戦争を語ってしまうと、戦争は結構よかったよね、と懐かしみの感情に傾いてしまう」…

「異人たちとの夏」

セリフ1つ読む映画

異人たちとの夏(1988年 日本)

山田太一の原作を郷愁漂う映像美でつづったヒューマンホラー。英雄を演じる風間杜夫と母役の秋吉久美子の演技は抜群。特に英雄の恋人役に配した名取裕子は目を引く艶っぽさでそそられる。大林宣彦監督の演出は冴え渡り、当時最先端だったハイビジョン映像は、いま見ても美しい。 セリフは、英雄の脚本の中で恋人がお気に入りの一節。嫌な過去も自分次第で良い思い出に変えられるということか。…

ハイテンションキャラでもおなじみ

芸歴は38年目 柳沢慎吾“映画初主演”までのデコボコ道

「ふぞろいの林檎たち」(83年・TBS系)の西寺実役で注目されるが、山田太一脚本のセリフの一字一句おろそかにできない厳しい現場で徹底的に鍛えられた。 当時、TBSは、深夜の0時で消灯と決まっていた。だがその10分前になっても、演出家から「違う、違う!」とダメ出しをされた。何をやってもダメ出しの連発で、消灯の5分前に「しょうがない、OK」と言われた瞬間、照明が消えた…

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流されゆく日々

連載9817回 網走は今日も雪だった

網走映劇の前で、山田太一の『異人たちとの夏』と、さんま・しのぶの『いこか・もどろか』の二本立てをやっている。見てみたい気がしたが、それほどの時間はない。映劇の前を通過して、左へ折れ、その辺に手頃なコーヒー屋をさがす。 ひとつの町には、必ずいくつかの良いカフェがあるものである。そんな店を回り歩く連載でもやろうか、と思ったこともあった。自分では、昔の赤線と、ユニークな喫…

社長室は全面と後面のスライド式本棚(岩下食品の岩下和了社長)

社長の本棚

【岩下食品】岩下和了社長

「好きな作家といえば、山田太一さん。とくに、これはシナリオですが、『早春スケッチブック』は素晴らしい。83年のドラマです。本当に含蓄ある言葉がいっぱいで、『好きなものがないのはとても恥ずかしいことだ』など、そらんじている部分もある。若いころからずっと好きで、手元から離せません。あと橋本治さんの『シンデレラボーイシンデレラガール』も長い間、心の中に残っている一冊。“…

目黒考二氏

HOT Interview

父の青春をめぐるノンフィクションを描いた 目黒考二氏に聞く

書き終えて気が済んじゃったのか、ちょっとさびしいですね」 激動の時代の普遍的な家族の姿を描き、作家・山田太一氏らが絶賛する感動のノンフィクションである。 ▽めぐろ・こうじ 1946年、東京生まれ。評論家、編集者、エッセイスト。76年に椎名誠らと「本の雑誌」を創刊、2001年まで発行人を務めた。著書に「本の雑誌風雲録」など。北上次郎名義の「冒険小説論 近代ヒーロー像1…

None

この人物のオモテとウラ

事務所社長も気を揉む平凡ルックス…それでも加瀬亮が売れるワケ

また09年放映の山田太一シナリオの「ありふれた奇跡」(フジテレビ)に仲間由紀恵の相手役として出演、期待に反して視聴率が伸びなかったが、岸部一徳と風間杜夫の女装姿が話題になるなど、「タダでは転ばない」作品に参加している。 多くの役の経験から、人間を多面的に捉えるようになった。“平凡ではない男”のゆえんなのだ。…

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