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広野町の関連ニュース

福島県広野町

江戸東京 町歩き

未来へ踏み出す花火

朝からの場所取り、満員電車、交通渋滞など、この広野町では縁のないこと。芝が張られた広場で、人々は思い思いの場所にござを敷き、花火を楽しそうに待っている。 ドーン! 轟音と衝撃が空気を震わせると、巨大な花火が、ほとんど頭の上で、覆いかぶさるように花開いた。 こんなに近くで花火を見るのは生まれて初めて。落ちてきた破片を拾い集める子供たちへ、「拾った破片は熱くないですかぁ…

広野小学校敷地内に建設中の寮

渾身ルポ 原発禍の街を行く

新設「ふたば未来学園」を見る住民の目

この新設校は双葉郡広野町の広野中を本校舎とする。案内のパンフを見ると、「双葉地域で未来を育てる」の惹句を掲げ、教育内容もアカデミック系列・トップアスリート系列・スペシャリスト系列の3コースを設けている。 これで何よりも目を引くのは「ふたばの教育復興応援団」と称する、復興庁が選出した講師陣である。列挙すると、安藤忠雄(建築家)、乙武洋匡(作家)、為末大、潮田玲子(と…

作業員の駐車場と化したJヴィレッジのサッカー場

メディアが報じない原発禍の街の真実

10万人近くが避難している福島で“復興五輪”の愚行

楢葉町と広野町にまたがるJヴィレッジに行ってみた。11面あるサッカー場は廃炉作業に従事する4000人以上の作業員の駐車場と化し、石ころだらけ。敷地内には廃棄物や資材が積まれている。1年前と同じ光景だ。 「ここは除染もしてない。変わったのは五輪の合宿の際、宿泊するセンターハウス修復のため足場を組んだことくらい。廃炉まで30年以上かかるし、作業員は1日に最低でも6マイク…

楢葉町には銀行の移動店舗車も

メディアが報じない原発禍の街の真実

被災地への帰還・移住策に知恵を絞る自治体

「このまま避難先の郡山市で暮らしたいけど、先祖代々の墓があるから戻るほかない」(40代女性) 浜通りの楢葉町と広野町の復興は――。 「原発の廃炉関連事業所誘致のため、もうすぐJR竜田駅東側の造成工事を開始します。2月には県立大野病院付属ふたば診療所を開設しました」 楢葉町役場を訪ねたところ、職員はそう説明してくれたが、現実は厳しい。3月末時点で帰還した住民は480…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

Jヴィレッジに選手団を誘致できるのか

この3月、原発禍の双葉郡楢葉町と広野町の境目、原発から20キロ地点のJヴィレッジの入り口に立ち、線量を計測すると基準値を超える毎時0.40マイクロシーベルト前後だった。 「熱心に活動しているのが日本サッカー協会で、大仁邦弥会長自ら『出場国のキャンプ地の中心にしたい』と県に協力を要請。県も誘致活動に積極的で、全天候型のサッカー練習場や200人収容規模の宿泊棟などを新…

渾身ルポ 原発禍の街を行く

町は“姥捨て山”になるという住民の悲痛な声

国から、一方的に避難指示を解除された双葉郡の川内村や広野町も同じだ。とくに人口約3000人の川内村は約1600人が帰村したが、ほとんどが高齢者。40歳以下の帰村率は2割ほどだという。 「今は復興作業員が町や村に滞在し、人間はいっぱいいる。でも、作業員がいなくなったら年寄りだらけ。いっそのこと老人の楽園にすべきだ……」 友人はこう皮肉を言って苦笑し、視線を宙に浮かせ…

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