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郷原信郎特集

「虚構の法治国家」郷原信郎、森炎著

郷原信郎、森炎著「虚構の法治国家」では、裁判所が検察にもたれかかることで双方が一体化し、法権力の機能不全が起きていると訴えている。興味深いのが、著者らが元検察官と元裁判官であること。現場を知る両名が、検察と裁判所の実態を批判した画期的な書と言える。 裁判官の精神性は、戦前の日本で司法省が裁判所・検察全体の実権を握っていた当時の司法制度に由来するという。そして、裁判官…

籠池家は闘う(籠池泰典理事長と長男の佳茂氏)

府が訴訟準備 包囲された籠池夫妻逮捕に“2つの突破口”

■時効は5年 元特捜検事で弁護士の郷原信郎氏はこう言う。 「いずれの容疑もムリ筋な印象です。契約書をめぐる事実関係をハッキリさせることが第一ですが、数字をいじっていたとしたら、典型的な補助金適正化法違反です。公務執行妨害や偽計業務妨害ではなく、補助金のセンで攻めるべきでしょう」 もうひとつ浮上しているのが“籠池のオバハン”こと、籠池理事長夫人の諄子氏をめぐる補助金…

郷原信郎氏は検事経験23年

注目の人 直撃インタビュー

甘利問題なぜ動かず 弁護士・郷原信郎氏「検察の忖度」指摘

野党はこれで安倍政権を倒せなければオシマイだ

巻頭特集

何が「ワナ」だ! ハレンチ“甘利疑惑”の謎と裏側の全貌

元検事の郷原信郎弁護士がこう言う。 「東京地検特捜部は間違いなく強制捜査に向けて動いていると思います。これだけ材料(証拠)が揃っているから、秘書の立件は堅いでしょう。ポイントは甘利大臣に“あっせん利得処罰法違反”を適用できるかです。実は、特捜部が国会議員をあっせん利得罪で起訴できたことは過去に1回もない。初めて立件することができれば特捜部にとって“お手柄”だし、も…

居直る2人(左からJOC竹田会長、馳文科相)

巻頭特集

だからワルが平気で居直る 不正に“感覚マヒ”の国民世論

元特捜検事で弁護士の郷原信郎氏は、あきれた口調でこう言った。 「当事者が『フェアな招致活動』を主張するなら、まず疑念を解消できるだけの説明を尽くすべきです。コンサル業務の具体的内容や、2億円を超える支払い対価の合理性などを示さない限り、疑惑は払拭できません。ところが竹田会長は国会で、コンサル事務所との契約書などを自ら確認したと言い張りながら、『守秘義務』を理由に契約…

不眠症という便利な病気で国会欠席

巻頭特集

甘利疑惑 このタイミングの強制捜査をどう見るべきか

元検事で弁護士の郷原信郎氏も本紙に「絵に描いたようなあっせん利得」「ど真ん中のストライクに近い事案」と断言していた。果たして、検察はどこまで本気なのか。あらためて郷原氏に聞くと、こう言った。 「UR側に対する家宅捜索のやり方を見ると、今回の捜査は言い訳的な“ガス抜き”とは考えにくい。捜索は夜から明け方という勤務時間外に行う徹底したものだった。妨害が入らない最も効果的…

疑念は深まるばかり

巻頭特集

笑止千万 ハレンチ大臣「美学」辞任の薄汚い裏側と今後

会見を見た元検事の郷原信郎弁護士はこう言う。 「会見で明らかになっていない点は多々あります。そもそも(疑惑の)当事者である甘利大臣が調査を“お願い”した弁護士の調査でいいのか、甘利事務所の秘書だけの聞き取り調査でいいのか、という疑問が残ります。UR(都市再生機構)は甘利側から、どんな働きかけを受け、なぜ、2億2000万円もの補償費用を業者側に支払うことになったのか。…

言い訳ばかりの厚労省と年金機構

「年金情報流出」元凶は安倍政権…監視機関廃止の弊害が露呈

要するに“打つ手なし”なんですよ」(厚労省担当記者) こんなデタラメ組織に国民の大事な年金情報が握られているのかと思うとゾッとするが、「今回の事態は起きるべくして起きた」と言い切るのは元検事の郷原信郎弁護士だ。郷原氏は昨年3月に廃止された年金業務監視委員会の委員長で、当時から年金機構のガバナンス体制を問題視し、政府に監視機関の必要性を訴えていた。 「あの組織は厚労省…

拒否する口実を与えている

元凶は松井一郎府知事…籠池氏が資料を非開示にしたワケ

刑事罰に問われかねないのだから、籠池氏が資料提出に慎重になるのは当然です」 行政調査と犯罪捜査の峻別を指摘した元検事の郷原信郎弁護士に対し、松井知事は、ツイッターで「煽るのは慎まれた方がいい」と噛みついているが、表現の自由にも無知な権力者のようだ。…

行政はノーコン?(始球式の松井知事=京セラドーム)

森友への調査は“犯罪ネタ”探し 松井知事の呆れた政治感覚

黙秘権侵害など適正手続きに反する違法行為にあたります」(元特捜検事の郷原信郎弁護士) ■「忖度」の主体を部下に押し付け 松井知事の知事として、あってはならない言動はこれだけじゃない。 就任早々に私立小の設置基準を緩和したうえ、まだ認可権限を保持していた頃に森友学園が設置を目指した小学校を「認可適当」と判断。まさにハシゴをかけた当事者のクセに、森友問題の発覚直後は「認…

籠池理事長

巻頭特集

国民は呆れている “森友疑獄”ウソの上塗りと泥仕合の醜悪

元特捜検事の郷原信郎弁護士はこう言う。 「偽証罪での告発はハッキリ言って無理筋です。払込取扱票に関する籠池氏の発言は、伝聞と断った上での証言でした。聞いた話が間違っていれば、認識間違いも当然起こる。〈記憶に反して意図的に虚偽の証言をした〉とは言えません。使用期間についても国政調査権によって明らかにすべき〈国政上重要な事項〉に該当するとは考えられない。大阪地検特捜部…

書いたのは誰なのか

“100万円寄付”昭恵夫人の反論は官僚作文のコピペだった?

〈官邸側が作成して、昭恵夫人に投稿を依頼したのではないかとさえ思える〉 昭恵コメントについて、こうブログに書き込んだのは元検事の郷原信郎弁護士だ。郷原氏は、昭恵氏の過去のフェイスブック投稿と異なり、今回の文面は「旨」や「当該」といった典型的な官僚用語が多用されていることに違和感を覚えたという。さらに「フェイスブックを使う人は分かると思うが、過去に半角数字を使ってい…

籠池理事長(左)の反撃開始

安倍政権は窮地 籠池氏の偽証告発「かなり困難」と元検事

元検事の郷原信郎弁護士もこう言う。 「仮に(与党が)籠池氏を偽証で告発することを考えているのであれば、証言を覆せるだけの証拠を示す必要があり、過去の例からみても、(告発は)かなり難しい。さらに言えば、もし『籠池証言』がウソというのであれば、財務省や政治家に対するお願いや口利きはしていない――という、これまでの説明の信用性にも疑問符が付く。国有地購入や学校設置認可の経…

出直し市長選で再選した藤井浩人氏

注目の人 直撃インタビュー

再選の藤井浩人氏が語る 「美濃加茂市長収賄事件」の真実

裁判の中身、経過については主任弁護人の郷原信郎先生のブログを通じて詳しい情報を取れるようにしましたし、市民から「話を聞きたい」という話があれば、時間の許す限り、自分の話せる範囲で説明してきました。どういった経緯で逮捕、起訴されたのか、1審で無罪判決が出た時も、2審の有罪判決の時もそうやって情報を常にオープンにしてきたつもりです。その結果、多くの方々からご理解を得られ…

献金は自民に、ツケは国民に

巻頭特集

韓国を笑えるのか 原発存続ワイロ政治横行にマヒの国

ことごとく異常で、何らかの政治力が働いたとしか考えられません」(元特捜検事の郷原信郎弁護士) ■不可解判決の裏にも原子カムラ 司法関係者の間では、不可解な判決の背後に、東芝の不正会計事件があるといわれている。 「東芝の粉飾決算で歴代3社長を刑事告発することに対し、東京地検は一貫して消極的ですが、証券取引等監視委員会(監視委)は立件すべきという立場で、事情聴取もしてい…

急逝した三森久実氏

会社員は必読 創業家との付き合い方

大戸屋HD三森家 社員もア然…「お骨事件」の真相

大戸屋コンプライアンス第三者委員会(委員長・郷原信郎弁護士)は1年にわたるお家騒動の顛末をまとめた報告書を10月3日に公表したが、テレビドラマ顔負けの面白さなのである。 智仁は中央大学法学部卒業。三菱UFJ信託銀行(現在は三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下)を経て、2013年4月、大戸屋ホールディングスに入社。死期が迫った久実は、窪田に、智仁を役員にするよう強…

JOC竹田会長は国会で発言を二転三転させた

東京五輪招致委“裏金疑惑”調査はオトモダチの出来レース

疑念の払拭なんて論外ですよ」(元特捜検事の郷原信郎弁護士) 公金タカリで辞職に追い込まれた舛添要一前東京都知事の第三者委も「違法性はない」との報告書をまとめて非難轟々だったが、仲間内の“出来レース”で国民の目を欺けると思ったら大間違いだ。…

小池都知事の帰国でいよいよ本格始動

小池「都政改革」は2.2億円“五輪裏金問題”にも切り込むか

元特捜検事の郷原信郎弁護士は言う。 「招致委理事長だったJOCの竹田恒和会長は、国会に呼ばれても〈支払いはコンサルタント料〉〈正式な業務契約に基づく対価〉と繰り返すばかりで、詳細な説明を避けた。この問題の背後で電通が動いていたという海外報道もある。それなのに、政府もJOCもマトモに調査する姿勢が見られない。五輪を主催する東京都は、開催権獲得までの経緯をきっちり調べ…

甘利前大臣疑惑追及チームでも名前が飛び出した

甘利前大臣を不起訴にした“黒幕” 法務省幹部の名前と前歴

〈不都合な情報は巧妙に隠そうとし、時には調査を止めさせるための妨害を仕掛けてきた〉〈彼等が組織として動いている以上、どこかで指揮をとっている『黒幕』が必ずいる〉 黒川氏と検事任官同期である郷原信郎弁護士はこう言う。 「今回の不起訴処分は許し難い。法務・検察は自民党のご用聞き集団に成り下がったと言っていいでしょう。そもそも、まだ捜査できる時間が十分あるのに、なぜ、結…

“適切な支出”の根拠は謎だらけ…

調査報告は“焦土作戦” 舛添知事が企てる逃げ切りシナリオ

元特捜検事で、政治資金規正法事件を多く手がけた郷原信郎弁護士はこう言う。 「適切か不適切かでまず支出を線引きし、適切と判断した支出についてのみ、舛添氏本人と関係者に法的に必要な範囲でヒアリングしたという印象です。舛添知事が〈家族で利用した〉と認めた支出の中でも特にグレーなものは不適切に分類し、それ以上は突っ込んでいない。疑惑の核心である木更津の正月旅行について解明…

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