日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

城山三郎特集

文庫ワールド

「永遠の夏 戦争小説集」 五木寛之・城山三郎ほか著 末國善己編

(実業之日本社 880円+税)…

週末オススメ本ミシュラン

軍隊経験が語らせた「負けてよかった」

17歳で海軍に志願して少年兵となった城山三郎は同い年の作家、吉村昭との対談で、吉村に、 「城山さん、あの戦争、負けてよかったですね。負けたのが一番の幸せ。そう思いませんか」と問いかけられ、 「元少年兵としては、負けてよかったとは言いたくないけどね(笑)。でも、あのまま行ったら、大変だったろうね」 と答えている。 「第一、軍人が威張ってどうしようもなかったでしょう」…

専門は国家論と現代官僚制分析

注目の人 直撃インタビュー

明大教授・西川伸一氏 「内閣法制局は政府の番犬に堕した」

「これでわかった!内閣法制局 法の番人か?権力の侍女か?」(五月書房)、「城山三郎『官僚たちの夏』の政治学―官僚制と政治のしくみ―」(ロゴス)など著書多数。…

国会前では「共謀罪」反対の声が上がるが…

巻頭特集

「五輪のため」がすべてに優先 共謀罪賛成多数世論に唖然

幾多の経済小説とともに戦争に関係する名作を残している作家・城山三郎に「旗」という詩がある。冒頭の一部を記すと……。 旗振るな 旗振らすな 旗伏せよ 旗たため 社旗も 校旗も 国々の旗も 国策なる旗も 運動という名の旗も ひとみなひとり ひとりには ひとつの命 理系学生に与えられた徴兵猶予を返上し、自ら大日本帝国海軍に志願入隊した城山は、後にそのことを悔やみつつ、〈…

西日本高速道路の石塚由成社長

社長の本棚

西日本高速道路・石塚由成社長の興味は五木寛之から床本まで

五木さんの本は、ほかにもいくつか読んだ記憶がありますね」 城山三郎や源氏鶏太の経済小説、サラリーマン小説にもハマった。 「城山三郎といえば『総会屋錦城』ですね。いわば資本主義の勃興期に暗躍した総会屋の話です。源氏鶏太は『三等重役』。このシリーズも面白くて、けっこう読みましたよ」 ■成果と失敗について考えさせられる小説が面白い 司馬遼太郎も一通り読んでいる。中でも記憶…

西日本高速道路の石塚由成社長

社長の本棚

西日本高速道路・石塚由成社長の興味は五木寛之から床本まで

五木さんの本は、ほかにもいくつか読んだ記憶がありますね」 城山三郎や源氏鶏太の経済小説、サラリーマン小説にもハマった。 「城山三郎といえば『総会屋錦城』ですね。いわば資本主義の勃興期に暗躍した総会屋の話です。源氏鶏太は『三等重役』。このシリーズも面白くて、けっこう読みましたよ」 ■成果と失敗について考えさせられる小説が面白い 司馬遼太郎も一通り読んでいる。中でも記憶…

社内にある「推薦本」本棚(左)・十数年以上、社内報に推薦本を紹介

社長の本棚

貝印株式会社・遠藤宏治社長は「祖にして野だが卑ではない」が座右の書

「企業・経済小説が好きで随分と読んできましたが、城山三郎の『粗にして野だが卑ではない』は今でも読み返す一冊です。三井物産で世界を股にかけて活躍し、国鉄総裁に転じた石田礼助の物語。厳しいけれど、どこかかわいらしくもあり、素晴らしい生き方が描かれています。あの生き方には憧れます」 ■海外出張の機内では推理小説を 会社創業の地の近くにある臨済宗妙心寺派正眼寺の梶浦逸外老…

本当に法律家なのか

巻頭特集

稲田防衛相のクビは当然 平和憲法蹂躙に無反応の世も末

■国家として戦争体制に舵を切った 「戦争の実態を伝えるために作家になった」という城山三郎の口癖が、「戦争で得たものは平和憲法だけだ」だったという。特攻隊である伏龍部隊の訓練中に終戦を迎えた城山にとって、戦争体験は酷烈なものだった。だから、自衛隊は軍隊とは違う、人を救うのが任務であり、普通の軍隊になる必要はないと訴え続けた。生前、地元の「九条の会・ちがさき」に寄せた…

本当に法律家なのか

巻頭特集

稲田防衛相のクビは当然 平和憲法蹂躙に無反応の世も末

■国家として戦争体制に舵を切った 「戦争の実態を伝えるために作家になった」という城山三郎の口癖が、「戦争で得たものは平和憲法だけだ」だったという。特攻隊である伏龍部隊の訓練中に終戦を迎えた城山にとって、戦争体験は酷烈なものだった。だから、自衛隊は軍隊とは違う、人を救うのが任務であり、普通の軍隊になる必要はないと訴え続けた。生前、地元の「九条の会・ちがさき」に寄せた…

2年前とまったく同じ手法…

巻頭特集

3年前は秘密法、2年前は戦争法…今度の“争点隠し”は何か

■「そんなこともあったね」とすることが大事 作家の故・城山三郎氏は、個人情報保護法案を「これは平成の治安維持法だ」と懸念していた。02年4月の「東京新聞」には、氏のこんな言葉が掲載された。 〈「言わせまい、書かせまい」の意図を感じる。スキャンダルを書かれて総理も失脚してしまう。国民を、言わず、見ざる、聞かざるのサルにしてしまおうということです〉 城山氏は当時の小泉…

グリーン黙示録

忘年ゴルフの想い出

先輩の古山高麗雄、城山三郎、同輩の佐野洋、半村良、生島治郎らの球友とプレイした想い出が年末になると胸に甦ってくる。打ちおさめで泊りがけの忘年ゴルフをしたものだったが、最近は歩くのがおっくうになり、つきあってくれる人も減ってきた。それでTVでゴルフ番組を見ようとするのだが、残念なことにそういう番組もなくなってきた。女子プロが出るのはあるが、何となく見てもおもしろくな…

(株)ポプラ社の奥村傳社長

社長の本棚

【ポプラ社】奥村傳社長

作家シリーズは、大学生のころからの習慣みたいなもので、70年安保当時は高橋和巳、埴谷雄高、吉本隆明、五木寛之などに傾倒し、卒業後、新聞社に入り、勤め人となってからは城山三郎や高杉良、源氏鶏太などの企業小説、それから推理物では森村誠一といった具合に、一度ハマると、ずっとその作家の本ばかり読むんです。近年だと、池井戸潤がその対象。単行本で出た「下町ロケット」を読んで「こ…

佐高信氏(右)と二木氏

二木啓孝の一服一話

ゲスト 佐高信さん勉強会で勲章拒否の話をしたら樋口広太郎さんが「勲章をもらうのを辞める」と言い出した

中山さんについては城山三郎さんが詳しく書いているけれど、2人とも勲章拒否の人なんですね。 二木 最近、城山さんの「本田宗一郎との100時間」という本を読んだのですが、本田さんの人格、人柄が実によく表れていました。 佐高 日本の経営者でいえば、ホンダの本田宗一郎とソニーの井深大の両氏でしょうね。2人がいたから救われている。バブルの時、この2人は財テクで金儲けをするなと…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事