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村上春樹特集

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また空騒ぎ? 村上春樹氏「ノーベル文学賞」へ新たなハードル

医学・生理学賞に続いて物理学賞でも日本人がノーベル賞を受賞し、村上春樹氏(66)を信奉するハルキストたちの期待は膨らむばかりだ。文学賞の発表は8日午後8時(日本時間)。悲願は今年こそ実るのか。 「いま、村上春樹を読むこと」(関西学院大学出版会)などの著書がある文芸評論家の土居豊氏はこう言う。 「ノーベル文学賞は通好みで難解な作品を得意とする作家が選ばれる傾向が強いの…

いつになったら…?

村上春樹は今年も取れない? ノーベル文学賞の行方を占う

英ブックメーカーの賭け率で村上春樹氏(67)が1番人気だけに、「今年こそ!」と関係者の期待が高まっている。2000年代の受賞者を見ると、いくつかパターンがあるようだ(別表参照)。 村上氏にとって有利な条件はある。おおむね2、3年連続で欧州出身者から選ばれた後は、アジアやアフリカなど他の地域から選ばれている。そして2年連続で1940年代生まれが受賞。いずれも村上氏に合…

この会場に現れた

村上春樹氏“密着取材”2日間…垣間見えたフクシマへの思い

作家の村上春樹氏(66)が被災地・福島県郡山市の文学イベントに現れた。会場では録音や写真の撮影が一切禁じられたとはいえ、“マスコミ嫌い”の世界的作家が公の場で話すのは極めてマレ。11月28、29の両日、現地で密着取材した本紙が知り得た、復興の途上にある「フクシマ」への特別な思いとは――。 「ボク、カキフライが好きなんです」 うっすらと無精ひげを生やし、赤いチェック…

大磯

今日もぶらり街歩き

村上春樹ゆかりの地にあった「だれかの家」の雰囲気

村上春樹ゆかりの地(以前暮らしていた)である大磯の図書館には、村上春樹本の展示の仕方にある決まりが存在する。「真偽は分かりませんが、そう聞いたことがありますよ」と、通りがかりの大磯人。とにかく春樹本は目立つ場所らしい。どちらにせよ、外も中も美しい大磯町立図書館は一見の価値あり。 最初に大磯を訪れたのは、昨年8月に開かれた「大磯お茶の間映画館」。港に設置された300イ…

常に話題を呼ぶ村上春樹氏

紀伊国屋が村上春樹の新刊買い占め 「独禁法」クリアできるか

あの紀伊国屋書店が村上春樹を買い占め――。こんなニュースが注目されている。 話題の本は村上氏が9月10日に発売するエッセー集「職業としての小説家」。「スイッチ・パブリッシング」が刊行するもので初版は10万部だ。このうち9万部を紀伊国屋が買い取ったのち3万~4万部を自社で販売。残りをトーハン、日販などの取次会社を通して他の書店に流通させるという。 目的は「アマゾン」な…

「IQ84」発売当時/(C)日刊ゲンダイ

また落選でもメゲず…正統派「ハルキスト」の必要十分条件

村上春樹(65)のノーベル文学賞はまたもお預け。これに最も落胆しているのが、約80万人の自民党員より多い、全国100万人(推定)の“ハルキスト”たちだ。 今回、最もショックを受けているのは、増刷を狙った出版社より、全国の村上ファンたち。ハルキストとは、村上春樹の熱狂的なファンのこと。単なる読者の枠にとどまらず、村上自身の生きざま、著作物から多大な影響を受け、生活スタ…

内心はホッとしたのではないか/(C)日刊ゲンダイ

安倍首相が胸をなで下ろした村上春樹のノーベル賞「落選」

村上春樹氏(65)が今年もノーベル文学賞を逃した。授与が決まったのは、フランスのベストセラー作家のひとりであるパトリック・モディアノ氏(69)。ブックメーカーの英ラドブロークスの賭け率では3年連続トップにつけ、「今年こそ」と意気込んでいたハルキストはまたも肩透かしを食らった。文芸評論家の土居豊氏は、落選理由をこう分析する。 「選考するスウェーデン・アカデミーは欧米出…

ベストセラー早読み

「女のいない男たち」村上春樹著

■女を失った男たちの孤独を描く話題の短編集 村上春樹の久々の短編集。6編の小説には、それぞれの事情で女を失った、もう若くない男たちが登場する。 ベテラン性格俳優、家福(かふく)は女優だった妻を数年前に亡くしている。妻は生前、夫以外の複数の男たちと関係を持っていた。(「ドライブ・マイ・カー」) 金にも女にも不自由せずに気ままな独身生活を謳歌(おうか)している中年の整形…

何かを盗もうと努力するのが山内さん流

社長の本棚

CyberZ山内隆裕社長 「孫子の兵法」で会議が3分の1に

村上春樹からはキャッチーな言葉を学ぶ そして、中国の古典から話は百八十度転換し、村上春樹氏の「騎士団長殺し」を注目の作品として取り上げる。 「『騎士団長殺し』は、内容もさることながら、思わず手に取りたくなる題名の素晴らしさに引き付けられました。経営者として、どんなに言葉を並べても相手にメッセージが伝わらなければ意味はありません。その意味で村上さんはキャッチーな題…

気になるところには線を引く

社長の本棚

【東京地下鉄株式会社】安富正文会長

相対性理論とかブラックエネルギーとか、神秘的なものに引かれるんですよ」 ■一度も読んだことがない村上春樹 好奇心は衰え知れずでいまだに知識に飢えている。時間があればアマゾンでレビューを読み、面白そうな本を探す。脳みそは並はずれて貪欲だ。 それでも受け付けないジャンルがある。 「毎年、ノーベル賞の発表時期になると、“今年こそ村上春樹だ”などと話題になりますよね。でも、…

地方出張でその土地の本屋に行くのが楽しみ

社長の本棚

【まるごとにっぽん】小笠原功社長

小説では村上春樹さんの作品をよく読みます。村上作品は、登場人物が人として足りないところの多いところが人間らしくていいですね。「国境の南、太陽の西」では、保育園の同級生と不倫して、嫁の父に出資してもらってバーを出して、そこで恋に落ちて、というような非人間的な話を淡々と描いている。表面では美しさを見せながら、淡々と描いていくことで人間の嫌なところを浮き彫りにしていくん…

今日の新刊

「ラオスにいったい何があるというんですか?」村上春樹著

(文藝春秋 1650円+税)…

可動式本棚と竹内一郎さんの愛読書

プロの本棚

作家・宝塚大学教授の竹内一郎さん 家に図書館仕様の本棚

約1100ページある村上春樹さんの『騎士団長殺し』は、11日で読み終えました」と言う。 高校2年のとき、作家になると決めた。大学3年までの5年間、1日1冊の読書を欠かさなかった。 「オヤジは作家に反対で、エンジニアになれと言ってましたね。作家になると見えを切った手前もあるし、理系で文学少年でもなかったため、人より後れを取っている気がして、必死でした」 ■世阿弥の「風…

写真はイメージ

セックスレス解消のヒント

「ソロソロしないと限界」 妻の一言で半年ぶりにヤル気に

30代でも50代でも、世代にかかわらず、こう考える女性は増えていますね」 村上春樹の「騎士団長殺し」では、自分から浮気の告白をして離婚した妻が、夫である画家とよりを戻す――という筋書きだ。しかし、現実には、超が付くレアケースということか。 「“レス夫婦”がセックスする関係に戻るのは困難だと思いますが、可能性はゼロではありません。実際、妻側からの働き掛けで関係を復活さ…

写真はイメージ

セックスレス解消のヒント

やりたければ“匿名の相手”を探す 40代氷河期妻の冷めた感覚

村上春樹の「騎士団長殺し」で、離婚した主人公(36)の画家は、絵画教室の生徒だった2人の人妻と関係を結ぶ。そのうちの1人、5歳年上の女性は、2年ほど前から夫とセックスをしていなかった。結婚して15年以上になる夫は10歳上で、仕事が忙しく帰宅時間も遅い。夫婦の間には2人の娘もいた。それでセックスレスになったのだろうと主人公に漏らしている。 〈「私はもう新鮮じゃなくなっ…

文庫で読む 図書館をめぐる物語

図書館地下の閲覧室に羊男

【話題】村上春樹の久々の長編「騎士団長殺し」が話題となっているが、その書評の多くが、「自分探し」「深い穴から通じる地下世界」といった村上作品の長年のモチーフがこの新作にも繰り返されていると指摘する。本書は短いながら、やはり同じモチーフが描かれている。 【あらすじ】市立図書館に来た「ぼく」は、貸し出しコーナーの女性に「本を探しているのですが」と問うと、階段の下の107…

写真はイメージ

セックスレス解消のヒント

中間管理職は高リスク イクメンほどテストステロン値が低い

村上春樹氏の新刊「騎士団長殺し」でも描かれているセックスレス。文学には昔からこの種のテーマを扱ったものが多い。池波正太郎の小説「おとこの秘図」もそのひとつで、旗本・徳山五兵衛という実在した人物を大胆にデフォルメしている。このケースのセックスレスの原因は、「セックスは生殖行為でしかない」と考える旗本の妻が、性行為を拒否するからとしている。 だが、こと文学に限らず、セッ…

写真はイメージ

セックスレス解消のヒント

疲れた夫が“再燃”する秘策とは

私が誘っても、彼女はいろいろな理由をつけてそれを断った――村上春樹の新作「騎士団長殺し」(新潮社)は、ところどころにセックスレス夫婦の心情が描かれる。 36歳の肖像画家の主人公は自宅で絵を描き、夜は夕飯を用意して、建築事務所で働く妻(33歳)の帰りを待つ。しかし、次第に妻が多忙になり、残業が続いたりして一人で夜を過ごす時間が増えて、セックスレスに。夫は妻が拒む理由を…

週末オススメ本ミシュラン

優れた小説は実用書としても役立つと再認識

村上春樹氏の新作「騎士団長殺し」が抜群に面白い。読者からこの優れた小説を読む楽しみを奪ってはならないので、筋書きについてはあえて説明しない。 古代ギリシャのプラトン以来、西洋哲学には目には見えないが確実に存在するイデアという考え方がある。現在も世界の主流を占めるものの見方・考え方であるイデアを村上氏は日本人に理解可能な言葉で説明している。例えば主人公(私)と騎士団長…

芥川賞作家になったピースの又吉直樹

数字で読み解く芸能界

セカチューは321万部 又吉「火花」が“単行本最高”に王手

文芸の長い歴史を振り返り、売れた日本の小説を調べてみると1位は上下巻の村上春樹「ノルウェイの森」だが、ここでは単行本1冊だけとする。 1位は純愛ブームを巻き起こした「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一著)で、15年「世界一受けたい授業SP」(日本テレビ系)で取り上げた日本で一番売れた50冊によると、なんと321万部。同番組のランキングでは13位だが、その上は小説以…

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