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寺山修司特集

「身毒丸」

映画、舞台、市街劇も…寺山修司の衰えない人気の秘密

どんな人気作家でも亡くなった後は次第に読者を失い、本屋の棚から著書が消えていくのが世の常だが、没後34年の寺山修司の人気は衰えるどころかますます盛んになっている。長編小説「あゝ、荒野」が映画化され、年内に公開予定。8月には寺山修司記念館がある青森・三沢市で大掛かりな市街劇が予定されている。 「詩人、歌人、脚本家、映画監督、演出家、競馬評論家etc……とマルチに活躍し…

「星の王子さま」の稽古風景/(C)日刊ゲンダイ

ピンク・レディー未唯mie 寺山修司作品で男装の麗人に

「1984年に寺山修司さんの1周忌公演『時代はサーカスの象にのって’84』で主演させていただいているんです。今回、2月の『宝島』に続いて30年ぶりに寺山作品に連続出演することになったのは不思議な巡り合わせを感じます」 こう話すのはピンク・レディーの未唯mie。11日から池袋・東京芸術劇場シアターウエストで始まる青蛾館30周年記念公演 「星の王子さま」に主演。とあるホ…

エキゾチックな容姿が忘れられない

あの人は今こうしている

20歳で芸能界引退 “伝説”フラワー・メグさんは離婚後に復帰

寺山修司さんや唐十郎さん、谷川俊太郎さんなどがクラブ運営に協力し、石原慎太郎さん、横尾忠則さんなんかが出入りされてた。ホステスは全員シースルー。ダンサー兼任だったワタシはトップレスにパンティー1枚でエロチックなショーに出てました」 その評判を聞きつけた平凡パンチの編集者がまだ若手だった写真家・長友健二に撮影を依頼。メグさんの妖艶なカラーグラビアはたちまち人気沸騰…

NHK大河「国盗り物語」にも出演/(C)日刊ゲンダイ

あの人は今こうしている

「ケチで有名になるくらい倹約」していた俳優・山谷初男は今

寺山修司の天井桟敷や蜷川幸雄、美輪明宏演出の舞台に数多く出演し、また、秋田県出身、東北弁を交えた素朴なしゃべりで聞く人を魅了した。しかし、最近は見る機会が減った。今どうしているのか。 「去年、(高倉)健さん、(菅原)文太さんが相次いで亡くなったのはショックだったね。あの人たちは若い頃からとっても忙しかった。その疲れが今になってドッと出たんだな。オレも同世代だけど、…

グラスを片手に語る“演劇的酒人生”

今だから語れる涙と笑いの酒人生

稽古後は仲間と激論 流山児祥さん「演劇と酒とは不可分」

■酒を飲まない寺山修司が乾杯の音頭 とくに俺たちの仕事って、生身の肉体を使って表現するんだから、うわべだけ飾るなんてもってのほか。ある面、純粋なんだと思う。そんな中で一番印象的なのが演劇実験室◎天井桟敷を主宰していた作家で歌人でもある寺山修司さん。 70年12月に渋谷の喫茶店に呼び出されて以来の付き合いだったけど、俺が作った「演劇団」が79年に第1次解散した際のパ…

作曲家・田中未知さん(左)と橋本美香さん

今あるのはあの人のおかげ

「その癖やめて」元アイドル橋本美香に恩人からの名助言

2カ月後に私が司会をする寺山修司音楽祭が控えており、その顔合わせの席です。もちろん、未知さんが寺山さんのパートナーだったこと、寺山さんと組んで数多くのヒット曲を送り出した作曲家だということは知っていました。私にとっては雲の上の人。緊張しましたが、最初の一言に肩の力が抜けました。未知さん、私にこう言ったんです。 「きょう、ここに来る前に、あなたとの相性を占ってきたらピ…

週末に読みたいこの1冊

「詩人の死」正津勉著

北村透谷から寺山修司まで、今なお読み継がれる珠玉の詩を残して足早にこの世を去った詩人たちの作品と、その死までの足跡をたどった一冊。 北村透谷の死の予兆を彼の詩の変化に見いだし、石川啄木の詩に織り込まれた舶来化した言葉の中に絶望しきった悲しさを読み取る。「どうも間もなく死にそうです」とつづった宮沢賢治、「死と私は遊ぶ様になった」と書いた村山槐多、「人はお墓へ入ります」…

くだけりゃいいってもんじゃない

あれもこれも言わせて

バラエティーに出て崩れていく女優たちの哀れ

寺山修司が生きていたら、さぞや落胆することだろう。 だが、もっと心配なのは木村佳乃だ。「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)に2年ぶりに登場したが、イモトとお揃いの眉毛メークや、顔面パイ投げでクリームだらけになったり、スライダーで水中にダイビングしたりとカラダの張りっぷりがすごい。 2年前も、あの木村佳乃がこんなことをと話題になったが、今回、さらにパワーアップ…

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同時進行!! ウイークリー馬券小説 止まり木ブルース

枠順を見るまではアンビシャスに気があった健坊。だが、1番枠を見て軸はネオリアリズムに。当たりそうな気はするが……。

〈……また始まりやがった……〉 腹ん中で舌打ちしたサブと赤シャツだが、余計なこと言ってお叱りを受けちゃたまらんと、聞こえないフリしてると、 「うろ覚えで確かじゃねえんだが、寺山修司の詩だかなんだかわからねえけど、“かもめは飛びながら歌をおぼえ、人は遊びながら年老いていく”ってのを読んだことがある。俺もパッとしないまま老いぼれていくんだろうな……」 まあ、奇跡でも起…

マネックス証券の松本大会長

マネックス証券・松本大会長 「経済や金融も結局は人間」

また、寺山修司の言葉に「未来は修正できないが、過去は修正できる」というのがあります。寺山らしい人間味を感じさせますが、科学が進歩すると、人の感情の領域にまで入ってくる可能性がある。脳が過去を修正できるのは実はすてきなことで、そこに科学が入ってくるのはなかなか複雑です。 ▽まつもと・おおき 1963年生まれ。開成中学・高校、東京大学法学部卒。ソロモン・ブラザーズ・アジ…

シンガー・ソングライターの小椋佳さん

喜怒哀楽のサラリーマン時代

小椋佳さん 銀行員になると決めたとき「くだらない人生になる」と悟った

たまたま寺山修司さんと巡り合って、音楽という表現の場を持てただけ。努力ではなかったですね。 入行後、最初に赴任したのは銀座支店でした。1~2年は内部事務の仕事を転々と回されるのが習わしです。そうやって仕事を覚えていくわけですが、新入社員のころの僕は厄介者でした。ロクに仕事もせず、女子行員に「銀行なんて早くやめちまえ」って怪文書を回したりしていたんです。(つづく)…

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流されゆく日々

連載10006回 六〇年代をふり返る

寺山修司がいた。阿部薫がいた。世の中全体が梁山泊みたいなものだった。しかし、今いくら固有名詞や出来事を列記しても、当時の空気は再現されることはない。年表はしょせん事後報告書に過ぎないからである。 60年代の後半、私は自分の中で忘れ難い2冊の本を書いた。今ではもう忘れ去られてしまって、憶えている読者もいないだろうと思われる小説だ。『白夜草紙』と『デラシネの旗』というの…

ザッツエンターテインメント

浅草通になれる本特集

それでも寺山修司は街はずれの見世物小屋を舞台に「浅草放浪記」を発表、日常からはタブー視された大衆社会としての浅草を描き、ビートたけしは渥美清、萩本欽一らがテレビ界へと去った浅草演芸最後の残り火を「浅草キッド」で活写した。 もっとも著者らの主眼は、今日の浅草はかつて文芸作品に描かれた「大衆」の町ではなく、もはや単なる「消費者」の町になり果てたのでは、という問題提起でも…

高橋洋子

高橋洋子「のっぴきならない人生で」

「寺山さん…」とバカな独り言を言って書き進めた

「ある競馬雑誌が寺山修司さんの追悼特集を組んでいて、寺山さんが生前書かれた『旅路の果て』のエピソードを用いたエッセーが載っていたんです。寺山さんとは天井桟敷の舞台で朗読劇をさせていただいたり、映画『さらば箱舟』(84年)に出させてもらった思い出深い方。ちょうど苦しみながら執筆している時にこのエッセーに出合ったので運命みたいなものを感じて……。窓を開けて星を見ながら…

高橋洋子

高橋洋子「のっぴきならない人生で」

ひと言でいうと“へたくそ”なんですよ、生き方が

でも、寺山修司さんは『小説を書いた女優をだね、使ってみたいと思うのは僕ぐらいなもんだよ』と余裕をもって言ってくれましたが、使う側にとっては扱いづらい存在になってしまったんでしょうね。本当は役者をやりたいくせに事務所に所属しなかったり。長期的なビジョンが立てられず、目先のものばかりを追いかけちゃう。ひと言でいうと、へたくそなんですよ、生き方が(苦笑い)」 13年ぶりの…

10年にはジョン・F・ケネディー・センター芸術金賞を受賞した

罵声と灰皿と胃薬と 蜷川幸雄さん“強烈演出”の裏に深い愛

余談ですが、政治活動とは距離を置いた劇作家の寺山修司とは反発して生前はほとんど没交渉でしたが、寺山の死後、寺山作品『身毒丸』を演出し、ヒットさせた。同時代に演劇活動をスタートさせた2人の不思議な因縁も感じます」(演劇ジャーナリスト・山田勝仁氏) 蜷川演出によって演技を開花させた役者は数え切れないほど多いが、東山紀之、木村拓哉、森田剛、岡田准一などジャニーズ事務所のタ…

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観ずに死ねるか

サード(1978年 東陽一監督)

映画の脚本を担当した寺山修司は原作にない場面をつけ加えた。サードが夢に現れたテニス部から「新聞部が結婚したのでお金がどこにあるか分からない。私はあのときのお客さんと一緒に暮らす」と知らされるシーンだ。いやはや、女はたくましい。一方、男たちは自由という幻想を求めながら、皮肉にも囚われ人となった。青春の残酷さが際立つ展開だ。 風俗関係者によると、テニス部のように風俗嬢が…

昨年の東京国際映画祭の様子

コンペ部門に初の「邦画3本」 東京国際映画祭に2つの変化

旧作では高倉健や寺山修司の作品、「平成ガメラ」など。気楽にブラッと出かけられる映画祭に変身していってくれるとありがたい。 (映画ジャーナリスト・大高宏雄)…

「タモリと戦後ニッポン」著者の近藤正高氏

「パロディーにあらず」 ウオッチャーが語る“タモリ芸”の原点

そもそもパロディーは特定の対象があって初めて成立するはずですが、タモリの芸のレパートリーには寺山修司など有名人のモノマネがある一方で、中国人やNHKのアナウンサーなど特定の誰かを対象にしないモノマネも多い。『ヨルタモリ』で素人参加のモノマネ番組のコントがありましたが、そこではタモリがどこの誰とも知れない素人に扮した上、しかも披露するモノマネの対象がことごとく誰も知ら…

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今日の新刊

「文学者掃苔録図書館」大塚英良著

詩人、劇作家の寺山修司は「墓は建ててほしくない。私の墓は、私の言葉であれば、充分」と言ったが、死後、母の手で高尾の山ふところに墓が建てられた。今は相克を繰り返した母と一緒に眠っている。(原書房 2800円+税)…

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