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沢木耕太郎特集

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「流星ひとつ」沢木耕太郎著

沢木耕太郎31歳。藤圭子28歳。藤圭子はその直前に、年末のコンサートを最後に芸能界から引退することを発表していた。突然の引退発表に、その原因を巡ってさまざまな臆説が流れていた。数カ月前に藤から「もうやめようと思うんだ」という言葉を聞いた沢木は、「どうして?」という答えを得るために、秋の一夜、藤が好きだというウオツカトニックを飲みながらホテルのバーで彼女の思い出を引き…

北上次郎のこれが面白極上本だ!

「波の音が消えるまで」(上・下)沢木耕太郎著

(新潮社 各本体1600円+税)…

石井光太氏(左)と二木啓孝氏

二木啓孝の一服一話

ゲスト石井光太さん嗅覚を武器に風景の描写で作品を組み立てていきます

その後、辺見庸、沢木耕太郎、開高健といった作家の作品を読み、その物語性、作家性が現実と相まったときの相乗効果に圧倒されました。ノンフィクションで文学をやっていいんだ。現実を舞台に文学をやるという形であれば、自分が一番やりたいことができるんじゃないか、と思ったのがきっかけですね。 二木 石井さんの本を読んで、辺見さんに似ているな、と思いました。感情を出さず、淡々と描写…

作家・沢木耕太郎氏

舞台演出に新たな可能性を

伝説の人 作家・沢木耕太郎氏は胸襟を開かせる達人だった

7月19日から草月ホールではじまる、中井貴一さん、宮本信子さん出演の「檀」は、沢木耕太郎さんの原作です。沢木さんとは、2014年の春、ドキュメンタリー企画の了解を得るために初めて連絡をとりました。 沢木さんといえば、「テロルの決算」「一瞬の夏」、そして「深夜特急」などノンフィクション作家として次々ヒットを飛ばし、私たち世代にとってはスーパーヒーロー。 しかも、就職し…

舞台「檀」で共演する中井貴一と宮本信子

舞台演出に新たな可能性を

初監督作品で勇気くれた 中井貴一の人の心に触れる人間力

7月19日から草月ホールで始まるリーディング劇「檀」の沢木耕太郎さんの役を、中井貴一さんにお願いしました。沢木さんの知性と人間力、スマートで穏やかな語り口を無理なく演じていただける方はそうそういない。しかし「あ、中井貴一さん」と思いつきました。 ■初監督作品では無言の演技 中井さんには、初監督した映画「落下する夕方」(98年)にヒロイン原田知世さんの人生に影を落とす…

20歳で俳優デビューしてから鳴かず飛ばずが続いた

男たちの挫折 栄光までの戦い

ネガティブなポジティブで報われた 斎藤工の下積み時代

15歳でモデルデビュー、高校3年生の時に沢木耕太郎の「深夜特急」に憧れて世界放浪の旅へ。帰国後演劇スクールで学び、20歳で俳優デビュー。だが鳴かず飛ばずが長く続く。 「斎藤は新聞配達のバイトで、スポーツ紙を配りながら同年代の役者の活躍をただ眺めていたそうです。さぞ悔しかったことでしょう」(芸能関係者) オーディションを受けては落ち、受けては落ちを繰り返すうちに、斎藤…

7月の舞台「ふたりものがたり~檀」で宮本信子と共演

デビュー35周年 中井貴一大いに語る

それぞれの役に魂が入ると面白くなる「やり台本」

原作はノンフィクションライター沢木耕太郎氏の同名小説。「火宅の人」で知られる檀一雄の妻・ヨソ子に1年かけてインタビューした内容をもとに、妻の視点から檀家を映し出したものだ。舞台は原作そのままではなく、「サワキ」に扮する中井が、宮本演じる「ヨソコ」に取材する過程を描く。 「初めて舞台のホンを読ませてもらった時から非常に興味を持ちました。『火宅の人』については語られる…

奥山和由さんにとって読書はリアルを実感すること

プロの本棚

奥山和由さん(株式会社KATSU‐do代表取締役会長)

その代わり、『血と骨』みたいに育ってきた環境がいかんともしがたく、吐き出したものは好きだし、沢木耕太郎の『一瞬の夏』のように対象に密着していくもの、自殺した円谷幸吉が残した『○○美味しうございました』という、その人の空気が伝わってくる言葉には感動します」 「最近、思うのは人間のにおいのする犯罪が少なくなったということ。ただの少女趣味で事件を起こし、弁護士にいわれたま…

京都発 ミシマの「本よみ手帖」

「後ろ歩きにすすむ旅」石井ゆかり著

僕たちが旅人だったころ、沢木耕太郎「深夜特急」に影響を受けていない者など皆無だった。あれから20年、それを「読んだ」という学生に会うことが皆無になった。旅物を読まなくなった、という以前に、そもそも旅に出なくなったようだ。 何も若者にかぎらない。僕自身、旅に出なくなって久しくなっていた。出張や旅行ではない、一人旅に……。 そんな元旅人にとって、「後ろ歩きにすすむ旅」と…

ロックンローラー風にキメた木村みのるさん

あの人は今こうしている

GS「オリーブ」の木村みのるさん 今も仙台で生ドラム披露

最後に作家の沢木耕太郎が藤圭子へのインタビューをまとめた著書「流星ひとつ」に、木村さんが藤圭子の恋人だったことをうかがわせるくだりがある。 「本当の関係? 彼女が亡くなった今、とやかく話すのはフェアじゃない、ということにして下さい」…

人間が面白い

「ゲルダ」イルメ・シャーバー著、高田ゆみ子訳

巻末に、キャパの実像を追い続けてきた沢木耕太郎による解説「旅するゲルダ」を掲載。(祥伝社 2100円+税)…

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ザッツエンターテインメント

一冊で数倍楽しい短編アンソロジー文庫特集

球界のスター・長嶋茂雄の陰で歴史に埋もれた2人の三塁手を描いた沢木耕太郎の「三人の三塁手」、1979年日本シリーズ第7戦での江夏の投球を追った山際淳司の「江夏の21球」、実直なボクシングでマイク・タイソンと戦い抜いたボクサーを描いた佐瀬稔の「アリを越えた男 イベンダー・ホリフィールド」など全10編。歴史の目撃者となったかつての若者の心にも、活字で追体験する今の若者…

佐高信

週末オススメ本ミシュラン

佐高信「この5冊で政治の危うさが見えてくる」

■「天人」後藤正治著 たとえば猪瀬直樹や沢木耕太郎のように三島由紀夫にひかれる人間は私の肌に合わない。それは「朝日新聞」のコラム「天声人語」(略して「天人」)の筆者として知られる深代惇郎も同じだったようで、1970年11月25日に三島が市谷の自衛隊駐屯地に乗り込んで割腹自殺した時、翌日の社説にこう書いた。 「彼の政治哲学には、天皇や貴族はあっても、民衆はいない。彼の…

野地秩嘉氏/(C)日刊ゲンダイ

著者インタビュー

奇想天外の冒険物語 「イベリコ豚を買いに」野地秩嘉氏

沢木耕太郎氏がボクシングを題材にして書いた『一瞬の夏』みたいな、作者自身が主人公の本をいつか書いてみたいなと思っていたんです。スティーブン・キングはこう言っています。〈みんな物語を書くって簡単に言うけれど、それはほとんどあらすじを書いているだけ。あらすじには人は感動しない。物語というのは状況の設定が大事だ〉と。『人間』という素材だけじゃなく、『状況の設定』にこだ…

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生い立ちから引退まで…宇多田ヒカルが知らない「藤圭子28歳」の素顔

」 作家の沢木耕太郎氏が、8月に自殺した藤圭子(享年62)へのロングインタビューで構成した長編ノンフィクション「流星ひとつ」を緊急出版。その赤裸々かつ衝撃的な内容が話題になっている。 インタビューは1979年。藤は芸能界引退を発表した直後の28歳。沢木氏は31歳。ホテルニューオータニのバーを舞台に会話だけで構成されたこの本で藤は、自身の生い立ち、親子3人で錦糸町や浅…

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