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「三島由紀夫 文学」に関する記事

拾ったこたつで暖を取った/(C)日刊ゲンダイ

私の秘蔵写真

重松清 中上健次に目かけられた早稲田四畳一間の下宿時代

間違っても、全42巻ある三島由紀夫は選ばない。しかも詩集だからすんなり読破できる。 「書き続ける意思」と題した卒論は、「群像」の新人文学賞評論部門に応募して、2次選考までいったんだよ。だから「俺、わりとできるじゃん」と思ったのは記憶にある。段落の合間に<そろそろ先を急ごう>とか、読み手を意識するフレーズを一丁前に挟んだりして。読み返すとオイオイって気恥ずかしくなるけ…

ザッツエンターテインメント

文豪の意外な素顔に触れる本

(国書刊行会 2200円+税) 三島由紀夫と谷崎潤一郎、ノーベル文学賞候補にもなった2人の巨星をサディズムとマゾヒズムの視点から論じた文学評論。 三島は「残酷な暴力を愛好するサディズムの作家」のように見えるが、必ずしもそうではなく、その本領は、加虐と被虐、SとMの要素が複雑に絡んでいるところであるという。一方のマゾヒズムの作家といわれる谷崎のマゾヒズムは、生来のもの…

二木啓孝の一服一話

潮匡人さん三島さんは「自衛隊は何を守るのか」という問いかけをした

夕刻からは憂国忌(三島由紀夫追悼会11月25日)でお話をさせていただくことになっています。左は日刊ゲンダイから右は憂国忌まで、です(笑い)。 二木 三島さんの市ケ谷突入の時、潮さんはおいくつでした? 潮 10歳、小学生でした。記憶にはありますが、鮮明ではないですね。当時、報道も自衛隊員もリアルタイムでは分かっていなかった。その後、自衛隊に入り、市ケ谷にあった幹部学校…

井原裕 独協医科大学越谷病院こころの診療科教授

薬に頼らないこころの健康法Q&A

「法学部に進んだのに作家を志望する息子にどう声をかけるべきか」

確かに、三島由紀夫や平野啓一郎のように法学部出身の作家だっています。自分もそういった道に進みたいのだと思います。どうアドバイスすればいいでしょうか。 A 前回は、文学・哲学志望の医学部生でしたが、今度は同じく法学部生です。専門職の家系だと、どうしても安定を志向するので、つい自分たちと同じ仕事を若い人に勧めてしまいます。 弁護士も安定していますが、司法試験は医者になる…

作家でありながら現役バスガイドも続ける花房観音さん

プロの本棚

作家・花房観音さん 20代後半に出会った団鬼六作品との縁

「作家になってから谷崎潤一郎や夏目漱石、三島由紀夫など近現代文学をよく読むようになりました。それらや、源氏、平家、今昔、宇治拾遺の古典には文学の基礎がありますからね。先般、名作を本歌取りした官能短編集『花びらめくり』(新潮文庫)を出版しました。タイトルを見てもらうと分かりますが、『卍』から『卍の女』を、『それから』から『それからのこと』を『仮面の告白』から『仮面の…

ピース又吉に続く?

押切もえ 山本周五郎賞ノミネートで直木賞に“リーチ”か

第29回「三島由紀夫賞・山本周五郎賞」(新潮文芸振興会主催)の候補作が21日に発表され、モデルでタレントの押切もえ(36)の小説「永遠とは違う一日」(新潮社)が、山本周五郎賞にノミネートされて話題になっている。 普段はファッション誌で活躍する押切だが、小説は13年のデビュー作「浅き夢見し」に続く2作目での快挙。「永遠とは違う一日」は、文芸誌「小説新潮」15年1月号~…

ザッツエンターテインメント

心揺さぶる評伝特集

(平凡社 2000円+税) 世に三島由紀夫についての評伝は数あるが、その多くは割腹自決という衝撃的な最期から遡行して彼の文学を見ていくものとなっている。しかし本書は、三島の幼い頃や青年期の生活史、オスカー・ワイルドから受けた文学体験を掘り起こし、その源泉に回帰するために不可避な運命としての自決という論を展開している点が新しい。 著者は、三島の文学のベースにワイルドの…

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山口瞳が愛した店

ミロンガ・ヌォーバ(神田神保町)

三島由紀夫は「私の遍歴時代」の中で〈戦後文学とこの店とは切っても切れない因縁がある〉と書いている。山口瞳が足しげく通っていた頃も梅崎春生、野間宏、椎名麟三、武田泰淳らが薄暗い店内に居座っていたそうだ。 「ランボオ」はその後、タンゴ喫茶「ミロンガ」に替わる。本場のタンゴを聴かせる店で、タンゴ愛好家がたむろする店になった。95年に店内を一部改装、メニューも一新し、それに…

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喜怒哀楽のサラリーマン時代

荒俣宏さん 「日魯漁業に入社して1カ月はまだ学生でした」

その年の11月には、三島由紀夫が割腹自殺を図る。会社のトイレには、「三島割腹」を報じる朝日の号外が散乱していました。 入社の経緯も含めて、この先どうなるんだろうということを強く感じた一年でした。…

司修さんは現在80歳

プロの本棚

装丁家・司修さん 「本の重みで床が3回抜けた」

1960年代半ばから武田泰淳、三島由紀夫ら名だたる作家たちの本の装丁を手掛けてきた司修氏(80)。現在、司氏の本棚があるのは静かな山あいにあるアトリエの1階と2階、庭の物置、自宅と数カ所に点在している。 「実は本の重みでこのアトリエの床が、3回も抜けちゃったんですよ。抜けるたびに床を補強してきたけど、業者に倒壊の可能性75%と言われて、3年前に本の大部分を泣く泣く捨…

舌調べの本棚

「酒と戦後派」埴谷雄高著

たとえば、三島由紀夫が近くに座っての酒の席での話。 「――俺は血が見たくて仕方がないんだ。本当だぜ」と、いたずらっこのような顔をして言ったのが引き金になったのか、その酒の席は荒れはじめたという。 なんか怖いなぁ。 また、こんな記述も。「椎名麟三と梅崎春生、という新宿マーケット街における2人組酔っぱらい」に野間宏と埴谷、それに全身小説家の井上光晴が加わったというのだ…

国際ジャーナリストでテレビキャスターの蟹瀬誠一氏

喜怒哀楽のサラリーマン時代

蟹瀬誠一さん 雇っていただくではなく「働いてやる」

入学の年の1970年に、三島由紀夫が市谷の駐屯地で割腹自殺しました。ノーベル文学賞に名が挙がる作家が軍隊の真似をして割腹自殺をしたのが不思議でならなかった。これを契機に「世の中のなぜ」を調べて、人に知らせたいと思いました。 73年、神父でもあった米国人のゼミの先生から、TIME誌が夏季のインターン生を探していると、話がありました。ラルフ・デビットソン社長の直属のプ…

元宮城県知事の浅野史郎さん

プロの本棚

浅野史郎さん 山本周五郎の「ながい坂」が人生を後押し

あれはうれしかった」 ■作家リストには池井戸潤の名も 東大時代は教養ゼミの授業を通じて、夏目漱石や三島由紀夫などを読み込んだ。リストには歴代の名作家が並ぶが、その中には池井戸潤や百田尚樹といった最近の作家も目につく。 「池井戸作品の一冊『空飛ぶタイヤ』は今思い返すと、燃費偽装問題で揺れる三菱自動車の話に通じるところがあって面白い。僕の読書スタイルは、ある作家を読み始…

岡野雅行社長

社長の本棚

【岡野工業株式会社】岡野雅行社長

あとは、三島由紀夫も好きだねぇ。最近読んだのは星野智幸の『夜は終わらない』。俺は惚れた腫れたの話が苦手だから、人の人生を描いたような話のほうが好きなんだ」 本棚はブルー。オーダーメードで作ったものだそうで、自宅2階に3架設置しているが、「誰にも見せたことがないから写真はダメ。言っとくけどエロ本はないよ、ワハハ」。 本は捨てられないたちで、すでに本棚からあふれているそ…

写真はイメージ

中高年向け「おとこの不倫学」講座

禁断の果実を貪った先達のツケを考える

昭和30年代は、三島由紀夫の小説「美徳のよろめき」の影響で「よろめき」という言葉が広まりました。不倫という言葉を世間的に定着させたのは、中高年世代には懐かしのドラマ、1983年の「金曜日の妻たちへ」(TBS系)です。以来、不倫を扱った作品として、渡辺淳一の小説「失楽園」や「愛の流刑地」がブームになりました。2014年にはドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジ…

「IQ84」発売当時/(C)日刊ゲンダイ

また落選でもメゲず…正統派「ハルキスト」の必要十分条件

好きな小説家は夏目漱石や吉行淳之介、嫌いなのは川端康成と三島由紀夫。影響を受けた作家は、スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、リチャード・ブローティガン、カート・ヴォネガット、レイモンド・チャンドラーら。当然、ハルキストなら、フィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」を読破している。 今回のノーベル賞落選で、職場でも元気のないハルキストたちがいるは…

「モロッコ流謫」四方田犬彦著

さらにフェズからマラケシュへと向かうバスに乗りながら初めてモロッコを訪ねたときに知り合った三島由紀夫の弟で大使だった平岡千之との出会いを振り返るなど、紀行と文学論が融合した各賞受賞の名作。 (筑摩書房 950円)…

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