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網走番外地・キャストの関連ニュース

(C)AP

高倉健インタビュー秘録

面白い映画ではなくいかに高倉健のいい絵を撮るか

網走番外地(1965年・東映)】 この連載は高倉健が出演した映画をあらためて見直して書いている。そのうちに共通点に気がついた。たとえば、彼が出ている映画では初期の作品のいくつかを除いて、ストーリー重視ではない。 巨匠・内田吐夢が監督した「宮本武蔵」シリーズ、「飢餓海峡」では、見ているうちに物語の中に入り込み、次の展開が気になる。だが、初期の青春ドラマ、任侠シリーズ…

日中合作映画「単騎、千里を走る。」での健さん/(C)AP

高倉健さん死去 最後まで“美学”貫き闘病生活は一切明かさず

その後、「網走番外地」「日本侠客伝」などがシリーズ化され、大ヒット。「健さん」のニックネームで親しまれた。 70年代に入っても、「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」など、ヒット作は多数あり、生涯の映画出演作は205本に上る。「鉄道員(ぽっぽや)」(99年)のロケでは真冬の北海道の撮影だったのにずっと立ちっぱなしで火にも当たらない、ストイックな俳優としても知られた。 …

週末オススメ本ミシュラン

稀代の名著ついに復活 男のドラマは「革命とニヒリズム」

嵐寛寿郎ことアラカンの演じた鞍馬天狗を記憶している読者も少なくなったかもしれないが、晩年には「網走番外地」の鬼寅親分で評判になった。かつては耳が悪くて「むっつり右門」だったというアラカンが反逆の血を全開させての語りを竹中が鮮やかに掬い取ったこの絶妙な一代記を私はいつも他人にすすめる別格ベスト3の一冊としている。 アラカンは戦時中に一座を組んで前線を巡業して歩いた。…

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スクープドッグ咆哮記「高倉健」編

健さんの素顔をファインダー越しに見たカメラマンのエピソードが胸を打った

《春に春に追われし 花も散る 酒ひけ酒ひけ酒くれて どうせ俺らの行く先は その名も網走番外地》 締め切りまでの時間がないというのに、眠い目をこすり健さん主演映画「網走番外地」を見ていた。 私は取材対象者の作品を可能なかぎり多く見て、その人物を感じるようにしている。健さんが演じているのはわかっているが、どこかで通じたい、感応したいという気持ちがとても強い。一度もお目に…

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流されゆく日々

連載10006回 六〇年代をふり返る

高倉健の『網走番外地』がブームを巻きおこす。当時、中間誌と呼ばれた『小説現代』『小説新潮』『オール読物』の3誌が、合計100万部以上の発行部数を示した時代だ。私も、野坂昭如も、その時代に仕事を始めている。 66年ごろには3Cブームというのがあった。カー、クーラー、カラーTVの三種の神器である。国産車でニッサンのサニーやトヨタのカローラが売れに売れて、自動車専門誌のラ…

写真はイメージ

こんなに変わるサラリーマン新常識

効率的に行動する社長は映画を見る

また、東京海上ホールディングスの永野毅社長のように「網走番外地」の無頼ヒーローをこよなく愛する人もいる。好みのジャンルは人それぞれだが、多忙にもかかわらず、時間をつくって映画館に足を運んでいる社長が多いのだ。 人事ジャーナリストの溝上憲文氏がその理由をこう説明する。 「今の企業経営は、昔のようにグループ同士の互助会的にやっていけばうまくいくような時代ではありません。…

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流されゆく日々

連載9816回 網走は今日も雪だった

映画『網走番外地』シリーズの初期の監督、石井輝男の墓は、網走にあるという。本人が網走に埋葬してほしいと言い残したためだそうだ。潮見墓園にある彼の墓には、高倉健による碑文がしたためてあるとか。 昔からよく耳にした「五寸釘寅吉」という人物が、網走監獄に収監されていたこともパンフレットに紹介してある。明治の頃、なんと6度脱獄したというチャンピオンだ。「監獄歴史館」には、…

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スクープドッグ咆哮記「高倉健」編

どこで亡くなったのか。誰が看取ったのか。最期の容体は――。すべてがわからなかった

網走番外地」など任侠映画で見せた迫力にしびれ、「幸福の黄色いハンカチ」「南極物語」「鉄道員」で演じた“寡黙でストイックな男”の姿に憧れた。いつか健さん本人にインタビューしてみたいというのが、私の夢でもあった。 しかし別れは突然やってきた――。同年11月18日、「高倉プロモーション」が訃報を発表したのだ。 《映画俳優 高倉健は、次回作準備中、体調不良につき入院、治療…

「誘われたら断らない」という渡嘉敷さん

今だから語れる涙と笑いの酒人生

不良が酒とたばこピタリやめ 渡嘉敷勝男を変えた先輩の雄姿

■現在は「飲み会チャンピオン」 そんな環境だったせいか、憧れのヒーローといえば、東映の「網走番外地」「昭和残侠伝」シリーズの主人公、高倉健さん。中学生の頃から健さんになりきって、義理と人情でケンカばっか。だれかがイジメられてると見過ごせなくて、ついつい助けに行ってました。 高1の時、仲間がカツアゲされたことがきっかけで40対1のケンカになったことがあってね。あんま…

「ロケ中は飲まない」と石倉三郎さん

今だから語れる涙と笑いの酒人生

“酒豪俳優”石倉三郎 京都からの誘いに「行くよ」と新幹線で…

健さん主演の「新網走番外地 大森林の決斗」(1970年)に囚人役で出演できたのはうれしかったけど、ちゃんとした役がもらえる俳優になれるかといえば、そんなに甘くはない。まったく先が見えない中で悶々としながら、暇さえあれば大部屋の仲間と飲んでました。 行きつけは都内練馬区大泉の東映撮影所そばの赤ちょうちん。お金がないからツマミは夏は枝豆、冬ならおでんのコンニャクひと切…

いまだに健さんの影響力は大きい (C)AP

レアな高倉健作品続々上映で池袋「新文芸坐」が大にぎわい

網走番外地」「緋牡丹博徒 花札勝負」「昭和残侠伝 死んで貰います」などが並んでいてうれしい。公共放送で、ヤクザ映画が放送されたことの意味も大きい。 スポーツ紙も連載を続けている。日刊スポーツの“健さんを探して”で「昭和残侠伝」などを一緒に作ってきた吉田達プロデューサーが、鶴田浩二とのちょっとした確執や、深作欣二監督とはソリが合わなかったことなどを“暴露”していて興…

ファンには「なぜ?」な結果/(C)AP

高倉健アンケート ヤクザ映画がトップ10にゼロだった意外

ちなみに、「網走番外地」が辛うじて11位。「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」は17位と涙をのんだ。 記事でも、「健さんをヒーローにした任侠映画の作品は、『嫌い』『見ていない』という声が意外に目立った」と、ヤクザ映画をハナから相手にしていないかのような声を取り上げていた。任侠映画ファンの熱狂的な発言も載せてあるが、紙面から締め出されているような印象だ。 「嫌い」「見ていない」…

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高倉健インタビュー秘録

大量のレトルトカレー&ご飯を持ち込み撮影に臨んだ

僕なんか『網走番外地』の頃から、もう30年以上も豚汁ばかり食べている。でも、これもひとつの知恵じゃないかな。どちらも食中毒になるようなものは入ってない。 北海道に来てみたら、カニが安かったから、じゃあカニにしようなんて喜んで、たくさん食べると、とたんにおなかをこわしちゃったりする。カレーと豚汁を食べてれば間違いない。 ロケへ行くと、水が変わり、食べ物が変わり、寝ると…

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高倉健インタビュー秘録

「あの頃は一生懸命だった。ただ懸命に芝居をしていた」

網走番外地」シリーズ、「日本侠客伝」シリーズ、「昭和残侠伝」第1作など10本に出演している。 前年、東京オリンピックが成功裏に終わり、高度成長はこれ以降、ますます進化発展していく。「戦後」の空気が次第に薄れていくなかで、「飢餓海峡」は戦争直後の貧しい状況を思い起こさせる映画だった。 高度成長が進み、庶民の自宅にはカラーテレビが設置されるようになっていったが、それで…

「幸福の黄色いハンカチ」の山田監督(右)と武田鉄矢/(C)日刊ゲンダイ

ビジネスリーダーなら見習いたい「高倉健」という生き方

網走番外地」「昭和残侠伝」などで人気を博し、任侠映画界の立役者となったが、70年代後半、任侠路線と縁を絶って新しい道を歩み始めた。その象徴的な作品が46歳で出演した「幸福の黄色いハンカチ」(77年)だ。刑務所を出所した男が妻を訪ねるロードムービー。当時、ファンの間で「高倉健がやくざ映画に出ないのはけしからん」との声が起きた。「私もそのひとりでした」と言うのは芸能評…

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