巨人ドラ1竹丸和幸に阿部監督「即戦力」の評価も…評論家は「1年間のプロのシーズンはもたない」と警鐘

公開日: 更新日:

 阿部慎之助監督(46)が、狙い通り、1位で竹丸和幸(23=鷺宮製作所、投手、左投左打)を一本釣りした。

 前日22日に事前公表、「隠す必要もないし、公表したことによって1球団でも引いてくれた球団があれば……」と安堵の表情を浮かべた。

 179センチ、75キロの細身の体から最速152キロ。広島の崇徳高から城西大を経て鷺宮製作所で急成長を果たした。元巨人コーチで、城西大で臨時コーチを務める秦真司氏がこう言う。

「大学時代のスピードは130キロ台でしたが、腕を含めたしなやかな体の使い方が素晴らしかった。教えられない天性のものだから、これはプロに行くと思いました。決して速くはないが、スピンが利いていて球が伸びる。(元中日のエース)今中タイプ。ただ、高校時代は控えだったから自信が持てず、目標を持ってガツガツやるタイプではありませんでした。選手の自主性を重んじる城西大では、投げ込みやトレーニングで追い込むことをしない。当時は能力だけで投げていました」

 阿部監督は「先発が課題だったし、ローテーションに入ってほしい。即戦力という位置づけ」と喜んだが、前出の秦氏は「それは危ないですね」とこう警鐘を鳴らす。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発