佳子さまの「本命恋人」報道が女性皇族の“出会い”の難しさを証明してしまった

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 この連載で、これまでご公務に消極的だった佳子さま(27)が、最近は新しいご公務を入れたりして積極的に臨まれていると書いた。「眞子さんの乱」を教訓に軌道修正したのは、結婚も考えているのではないかと、関係者の声で伝えた。佳子さまは姉の眞子さん(30)と同じで、現在も皇室から出たいという願望が強いから、結婚を望むのは当然だろう。

 そこへ8月初旬に「女性自身」が、佳子さまの「本命恋人は両親公認エリート歯科医」という見出しで報じたのだ。「七夕前夜のお忍び実家訪問目撃撮」とあるから、関係者やメディアの間でひときわ話題になった。「9月、婚約発表か!」というわけである。

■浮上したのも学習院時代の同級生

 眞子さんの結婚が批判された理由の一つに、小室さんが学習院出身でなかったのに、身辺調査をしなかったことが挙げられた。では、学習院出身ならいいのかというと、関係者によれば、人づてに尋ねればたいていの人物のことは家族関係や性格まで詳しくわかるそうである。だから、相手が学習院出身であれば、事前に小室さんのような人物は淘汰されるというわけだ。もし佳子さまが結婚するとすれば、「眞子さんの乱」の記憶がまだ新しいなかで、学習院出身でないと周辺は納得しないだろうから、佳子さまも慎重に考えるだろうといわれる。皇族や世間が認めない人物だと必要な一時金すら受け取れないうえ、実家を訪ねることもままならないのだから、できることならそんな事態は避けたいと思うのは当然だ。

 月刊「文芸春秋」の「秋篠宮家『秘録』」という記事に関係者のこんな証言がある。

〈「内親王であれば一億三千七百万円が支給される」と話したことがあった。すると佳子さまは、

「そんなにもらえるんですか!」

 と目を輝かせたという〉

 品位保持のためにもらう1億数千万円という一時金は、皇族にとって決して多くはないはずだが、皇族である佳子さまにも国民と同様に途方もない金額に見えたようだ。この辺の金銭感覚は、一見して優雅に見えながら、意外に庶民感覚と違わないことに驚く。おそらく秋篠宮家の台所は世間と変わらないのだろう。

 そんな背景を考えると、「眞子さんの乱」をきっかけに、佳子さまはオーソドックスな方法で結婚相手を選んだとしても不思議ではない。

 それに、皇族ならさまざまな出会いの機会はあるとはいえ、実際は個人的な時間を他人と共有することは非常に難しい。出会いがあるとすればご公務と学校だが、ご公務で皇族の相手をするのはたいてい高齢者である。それに、「恐れ多い」という意識があるから、若い男性を紹介することなどあり得ない。とすれば、学生時代しかない。かつて秋篠宮さまが、「結婚するなら学生時代」と述べられたのも、そのことを承知されていたのだろう。

 今回、佳子さまのお相手と報じられた男性は学習院出身で、佳子さまの初等科時代からの同級生だが、記事によれば両親も学習院出身で、紀子さまの同級生だそうである。いずれ歯科医院を継ぐそうだから経済的にも問題はない。

「小室さんという失敗例があった直後ですから、こんな縁は二度とありません。お相手を存じ上げませんが、すぐにでもご結婚を発表してほしいほどです。もう一度あの納采の儀を見せていただきたいものです」

 と皇室関係者は期待しているのだが……。 (つづく)


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