保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ロンドン軍縮条約締結は艦隊派と条約派の戦いだった

公開日: 更新日:
靖国神社臨時大祭第二日の儀に行幸された天皇陛下。その後方は鈴木貫太郎侍従長=1933(昭和8)年4月27日(日本電報通信社撮影)

 鈴木貫太郎が太平洋戦争を終わらせたのは、歴史的には賊軍的手法、あるいはその心理を用いてということになる。海軍に比して、陸軍の長州閥が大正、昭和に変質していくのだが、確かに長州出身者が要職を占める例は少なくなっていった。しかし、強力な長州閥がつくり上げた陸軍の組織原理、教育方針、…

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