佐藤浩市「空母いぶき」“役作り”へ非難殺到は文化の未熟さ

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 今月24日に公開予定の映画「空母いぶき」が大炎上している。同作は、青年コミック誌「ビッグコミック」(小学館)に連載されている同名マンガを実写化したもの。国防をテーマに、国籍不明の軍事勢力と自衛隊の攻防を描いた作品だ。

 ネット上では公開前から注目されていたが、総理大臣役を務める俳優・佐藤浩市(58)のインタビューがキッカケで、<もう見に行かない>という非難が殺到しているのだ。

 問題となっているのは、「空母いぶき」のキャストのインタビューを掲載している「ビッグコミック」(5月25日号)での発言。佐藤は配役の設定について、<総理は漢方ドリンクの入った水筒を持ち歩いていますね>と問われ、次のように答えている。

<彼はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます>

「お腹の弱い総理」の設定で想起される人物といえば、潰瘍性大腸炎を患う安倍首相だ。

 ネット上では佐藤の発言に、<総理への侮蔑>や<差別的発言>との反応が続出。さらに、佐藤を<反日>と批判するコメントもあふれている。

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