急死のryuchellさんは「多様性の時代の寵児になれた人」と業界関係者…離婚後も続いた葛藤と心ない誹謗中傷

公開日: 更新日:

 タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんの突然の訃報の裏で、一体何があったのか──。12日午後5時半ごろ、東京都渋谷区の自宅兼所属事務所のマンションの一室で意識のない状態になっているのをマネジャーが見つけ119番通報。警視庁は自殺を図ったとみて経緯などを調べている。

 昨年8月にモデルpecoとの離婚を発表した際、ryuchellさんはこんな葛藤を明かしていた。

「父親であることには心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛り付けてしまったせいで、“夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」

 心と肉体的な性とが一致しないことによる生きづらさ。LGBTQの人たちを取り巻く環境と、そこから生じる悩みを抱えていたのだろうか。

「離婚と同時に、カミングアウトしたような印象を持つ関係者は少なくなかった」と、ワイドショー関係者はこう言う。

「離婚発表以降、メークに磨きがかかり、女性っぽい美の追求に走ったように見えたからです。メークのみならず、胸も豊かになったように見え、それを強調するようなファッションでの画像もSNSに投稿したりしていました」

 それが、ryuchellさんにとって本当に自分らしい生き方の追求であったとすれば、悩みや葛藤から解放されていったのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高を直撃「古巣への不義理、SBファンの拒否反応をどう思っていますか?」

    ソフトB山川穂高を直撃「古巣への不義理、SBファンの拒否反応をどう思っていますか?」

  2. 2
    2018年から25年を調査!7年間で偏差値上昇の大きかった私立大学・学部は?

    2018年から25年を調査!7年間で偏差値上昇の大きかった私立大学・学部は?

  3. 3
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  4. 4
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  5. 5
    立憲民主党・蓮舫参院議員が東京都知事選出馬へ! 首都決戦は「女の戦い」に

    立憲民主党・蓮舫参院議員が東京都知事選出馬へ! 首都決戦は「女の戦い」に

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    飯豊まりえは高橋一生との結婚で危機再燃?「新垣結衣の二番煎じ」懸念て何だ

    飯豊まりえは高橋一生との結婚で危機再燃?「新垣結衣の二番煎じ」懸念て何だ

  3. 8
    ヒデとロザンナの出門英 結腸がんで壮絶死

    ヒデとロザンナの出門英 結腸がんで壮絶死

  4. 9
    “ダメ大関の見本市”が後押し 新小結大の里「来場所で大関昇進」への期待と懸念

    “ダメ大関の見本市”が後押し 新小結大の里「来場所で大関昇進」への期待と懸念

  5. 10
    小池都知事「早期出馬表明」は3選への焦りそのもの SNSでは「#小池百合子落選運動」勃発!

    小池都知事「早期出馬表明」は3選への焦りそのもの SNSでは「#小池百合子落選運動」勃発!