元「ザブングル」松尾陽介さんは実業家転身後も順風満帆 いま明かすコンビ解散・引退の真相

公開日: 更新日:

松尾陽介さん(元お笑いコンビ「ザブングル」/46歳)

「カッチカチやで!」「悔しいです!」などのギャグで人気を得たお笑いコンビ「ザブングル」。ツッコミ担当の松尾さんはバラエティー番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に「運動神経悪い芸人」として出演し笑わせてくれた。コンビは2年前に解散。松尾さんは実業家に転身して話題になったが、今、どうしているのか。

「東京と沖縄を行ったり来たりで、8割がた沖縄にいます。この2月に那覇の若狭通りで『OMATSURI bar』という、7席のカウンターバーを始めたんです。ほぼ毎日お店に立っています」

 JR池袋駅から徒歩2分の喫茶店で会った松尾さん、まずはこう言った。なぜ沖縄でバーを? 

「沖縄は芸人時代からよくお仕事で出かけていて、人脈が広がってきて、沖縄に拠点を持つのもおもしろいかな、と思って。コロナで一時期、観光客が激減しましたけど、落ち着いたらまた増えると思ったので、バーをやったらどうか、と考えました。バーは、コンビ解散直前の1年間、社会勉強のために、東京・目黒で知人のバーの店長をやらせてもらい経験があったんです。僕はお酒の席が大好き。バーは天職じゃないか、と思いますね(笑)」

 売り上げは1日約5万円。上々の滑り出しだ。しかし、松尾さん、2年前に引退し「株式会社OMATSURI」を立ち上げたとき、企業のマーケティングや芸人のセカンドキャリア支援をうたっていたのではなかったっけ。

「そっちもやっていますよ。たとえば、僕は絵が得意なので、岩手県久慈市の縫製会社と組んで、地域おこしのために三陸鉄道の時刻表をプリントしたパーカをデザインしたり、YouTubeコンサル企業と組んで、ITに疎い元芸人がいちからプログラミング技術を身に付ける動画を作成し、プログラマー育成会社のPRにしたり。僕自身はパソコンとかまったくできないので、得意な企業家と組み、助けてもらいながらやっています。『何とかなるだろう』と、何の計画もなく芸人をやめたんですけど、今考えたら、そのビジネスパートナーがいなかったら、何もできなかったと思いますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    参院選中に参政党「排外主義カルト」の実態をマトモに報じなかった大手メディアの生ぬるさ

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(29)名門芸術系高校に進学も...「よくあれで卒業させてくれたと思います」

  5. 5

    参政党旋風のシンボルさや氏をめぐるナゾが芸能界にも波及…CDデビュー、レーベルはどこ?

  1. 6

    玉木代表は会見のらりくらり…国民民主党が“激ヤバ”女性議員の「選挙違反」ウヤムヤ決着を狙うワケ

  2. 7

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  3. 8

    「さやお母さん」爆誕…“神谷ガールズ”が参政党の躍進を支えるも目標「20議席」は未達

  4. 9

    巨人がどれだけ憎くて憎くて仕方がなくても、「さすがは長嶋じゃ!」となってしまった

  5. 10

    帰ってきた阪神の“Gキラー”に巨人は戦々恐々…完封含む16イニング連続無失点の苦い記憶よぎる