神保町の名店「兵六」店主に尋ねた 40年以上前の思い出“ビール伝説”の真偽は…
平成世代とほおばるカツカレー
さすがにつけ揚げだけでは物足りず、年甲斐もなく「キッチン南海」へ。ここも学生時代にお世話になった。もともとはすずらん通りにあったが老朽化とともに60年近い歴史に幕を下ろし、新たに再開したのがこちらの店。後年知ったことだが、このキッチン南海の創業者の南山茂さんはアタシの小学校からの幼馴染みでゴルフ仲間の親戚。先見の明があり、商才にたけていたとのこと。ひと頃はのれん分けした店が20店ほどもあり、安くて量があっておいしいものを出すということだけがのれん分けの条件だった。3、4人の列に並び、ようやく念願のカツカレー(750円=写真)だ。さすがに半ライスで注文。おそらく周りはみな平成世代か。そんな彼らと同じカツカレーをほおばる。相変わらずうまい! 夢中でかっ込む。いかん。ちょっと食いすぎた。帰ったら太田胃散かな。
(藤井優)
○兵六 千代田区神田神保町1-3
○キッチン南海 千代田区神田神保町1-39-8