髙橋裕樹
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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

コンビニコーヒー“量増し”不正行為7回、差額約500円…校長の懲戒免職は妥当なのか?

公開日: 更新日:

 兵庫県の市立中学校の校長が、コンビニのセルフ式コーヒー抽出機で、購入サイズよりも大きなサイズの量を注いで持ち帰る不正をしたとして、刑事事件は不起訴となったものの、懲戒免職処分となったとの報道がありました。

 僕もコンビニのコーヒーを買って事務所に行くのが日課なので、ある意味「やっちゃったかぁ」と思った事件でした。

 コンビニによっては、コーヒーの量や種類だけでなく、カップのサイズまで自分で選択できる店舗もあります。それを見るたびに、押し間違う人が出るだろうなぁ、めちゃくちゃ性善説式だなぁ、サイズを間違った「ふり」をする人が多く出そうだなぁと感じていました。日本中で同種のトラブルが起きていそうですが、今回の校長は半年の間に7回のサイズ違いをやってしまっていたようなので、さすがに言い逃れできない状況だったのかなと思います。

 確かに、初めからサイズ違いを注ぐつもりだったのであれば詐欺罪(10年以下の懲役)、レジで購入した後でサイズ違いを入れてやろうと思って注いだ場合は窃盗罪(10年以下の懲役、50万円以下の罰金)となりますし、もしサイズ違いを指摘されて店員に暴力を振るったら強盗罪(5~20年の懲役)とかなり重い罪になります。

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